MARCの話の続きです。
まず、MARC(マーク)は、MAchine-Readable Cataloging の略であり、和訳すれば「機械可読目録」とでもまりましょうか、要するに「機械が読み取る事ができる目録(情報烏)」ということですね。 ここで重要なことは、MARCという言葉の中には、対象を指定(限定)していないことです。ところが実質的には、MARCといえば本の情報に限定しています。書籍以外の目録情報に対しては、たとえ機械で読み取り可能であってもMARCとは扱わないのです。 これでは、情報システム側からみれば、図書館は本(書籍)だけ扱っていればいい...とでも言われているような状況です。 今後、インターネット上のリソースも含めたデジタルライブラリーの構築や地域情報や地域コンテンツなどを扱おうとする時ときには、図書館情報システムであるOPACとはまた別のシステムが必要になる...というなんともふがいない状況なのです。 インターネット上のリソースのMARC 地域情報、地域コンテンツのMARC 図書と同様に扱う事ができる図書館情報システムOPAC これからの図書館には、書籍以外の目録づくりがとても重要な要素となろうとしているのに、書籍だけのMARCに、そう深いこだわりを持つ事もないかなぁ...と、思っているのです。
by maruyama_takahiro
| 2007-10-12 12:08
| これからの図書館
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