「情報発信」から「情報共有」へ

わかっている人には今さら言うことでもないが、まだ「情報発信」で良しとする人たちが多いことに、驚かされる。

【発信】では、情報を一方的に発することであり、相手が受け取ろうが、内容がどうであろうが、お構え無しのことを言う。いわゆるテレビやラジオなどの一方向メディアがやっていることであり、オーディエンス(視聴者)からのレスポンスなどはお情け程度に扱っているものである。これでいいわけがない。ICT関係者の中に、まだ情報発信がどうのこうの...という人たちがいることに、ちょっと驚いたりもする(それも必要ではあるんだけどね)。

【共有】では、発信者も受信者も同じ情報を共有することを大切にする。そのための発信であり、返信(レスポンス)があってはじめて共有となる。当然自分自身にとっても必要な情報であるので、そこには必然的に情報内容に対する責任も生じるし聞く側も責任ある情報を得たいという心構えができる。私と貴方が[同じことを知っている]ことが、これからの情報社会において、とても必要なことなのだ。

ということで、
 情報発信=手段
 情報共有=目的
とすれば、ちょっとは理解してもらえるかな。情報発信を目的化してしまうと、えらい目にあいますので。もちろん、何のために[情報共有]するか...という視点に立てば、情報共有ですら手段でしかないこともわかります。

ということで、情報発信拠点...などというのは、これからの情報化社会において、まったくもって一方的な情報を流すだけの拠点をつくることに成りかねない危険性があることを、理解してもらいたい。
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by maruyama_takahiro | 2007-12-09 09:15 | 日々是電網 | Comments(0)
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