おススメ図書「脳と日本人」

脳と日本人
松岡 正剛 / / 文藝春秋
スコア選択: ★★★★
 悔しいかな、対談をテキストにしただけの本なのに、すごい力を持っている。こういう本を企画した人物こそ、ひょっとしら一番すごいのかもしれない。
自分自身のお正月の課題図書にしようと思っていたのですが、魅力に勝てず読み始めちゃってます。
 ある意味で達観の域に達している松岡氏。まだまだ怒りの挑戦者である茂木氏。両者とも知識のバックヤードが広大なので、話の揺れ幅がすごいのだが、常にかみ合っている。
 普遍性の話題の中で、松岡氏が「ほんとうにいい仕事は、断念からはじまる」というところがある。ミョーにこの台詞が腑に落ちた。本当にストンって音が聞こえるほど。ここ数日の間に、新しい仕事というよりも新しい関係性・つながりが出来た。実はこれには、一方に断念からくる気持ちがあった。断念というよりも諦め、無理強いや高望みは....言葉に書くとカッチりしすぎるきらいがありますが、もっとほわっとした諦め感(子どもが親に何かをねだって、断られたときの気持ち程度。がっかりするけど、それでも親は親...って感じに近い)...。
来年はちょっと面白そうな年になりそうな予感がある。

 本来図書館が持っている本当の力は、「何かを実現したい」という想いを持っている人や団体と出会う事で、より大きな力として発揮されるのではないだろうか。もちろん、なんとな〜くご利用いただいている方には、心地よい空間としてご利用いただけることも大切です。スタッフからの何気ない一言が、その人が本当にかなえたい夢をカタチにする一歩になることもありますし。

 NPOは本来、社会的な課題を解決したい...すなわち「こんなことをやりた〜い!」があってスタートするもの。その上で、必要な資金を集め、必要な人材をスカウトし、自分たちのミッションを達成する。「こんなことをやりた〜い」をいつも持っているNPOは、やはり魅力のオーラが出ているのだ。

【参考】
セイゴオちゃんねる
茂木健一郎 クオリア日記
・Wikipedia : 松岡正剛 | 茂木健一郎


この本は、お正月中に2回は読みたい。
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by maruyama_takahiro | 2007-12-29 10:33 | おススメ | Comments(1)
Commented by maruyama_takahiro at 2007-12-30 11:30
とりあえず、一回目読了(...といっても、字面を追っただけの感)。二回目は、不明な単語や人名や著者・作品などを参照しながら読んでみます。

やはりこのお二方は、話題が尽きない...
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