やはり米国でも読書離れ

前の投稿で、ジョブス氏の言葉を引用した。

アメリカでは去年1年で読んだ本が1冊以下の人が40%。

米国でも読書離れぇ?と疑問に思ったのだが、きちんとした統計データがあるのだ。
今日配信されてきた、国立国会図書館の「カレントアウェアネス-E」

 ・文学作品を読まない大人たち−米国芸術基金の報告書
  文字化けしてたら、ブラウザのテキストエンコーディングを 日本語EUCに。

文面を読めばわかるとおり、いわゆる「文学作品」を読まない傾向にあるだけで、図書館の利用が減少しているわけではなさそうだ。また、インターネットなどにおいても、メールやウェブサイトを“読む”ことは、かなり日常的である。

ふりかえって、図書館をマーケティング的に考えれば、需要と供給のバランスが変わってきているのだろう。文学の需要は減っているにも関わらず供給側の図書館で占める文学(NDC9番)の割合は多い。中には蔵書の半分が文学というところも少なくはない。利用者の求めに応じ、ニーズに答えるためには、それに必要な蔵書構成がやはり必要だと思う。
ところで...同様の統計調査って、日本ではどんな結果になるのか...ちょっと心配。
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by maruyama_takahiro | 2008-01-23 10:51 | これからの図書館 | Comments(2)
Commented by らんた at 2008-01-23 11:54 x
本当にそう思います。文学=図書館という間違った構図にしたのが「貸本行政」の根本原因であると思います。
Commented by ceekz at 2008-01-23 12:39 x
「読書離れ」に関する報道や統計を見ていて思うのは、読書って何故するのだろう…ということです。
情報を得るためにするのであれば、新聞、テレビ、インターネット、究極的には、友人とのコミュニケーションなども同時に調査・比較されるべきだと思っています。
読書だけを取り上げ、その数値の悪化に対し「最近の輩は…」なんていう報道を見ると、読書は精神統一の一種か何なのかな、と思ったりしてしまいます。

今回の場合は、文学作品に対する検討が含まれていることもあり、いわゆる「文化の維持」と「知る自由」が区別されており良いな…と思いました。
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