一人デジタルアーカイブ企画会議

とりあえず....

一人で考えていてもなぁ...と、思いつつも、今までやってきたこと、最近のICT(情報通信技術)、これからの動向、さらに地域に求められているもの...そしてなによりも、僕自身がやってみたいこと...等々を、書き出しながら、つなげながら...な企画会議です。

そこで、いくつか見えてきた事は、デジタルアーカイブについてもっときちんと考えて行きたい...という思いがしました。従来のデジタルアーカイブ(2000年前後に流行ったもの)は、どちらかといえば、写真集にも似た「マルチメディアコンテンツ」づくりが主流だったのではないかと。また、サイトにしても同様でがっちり組まれたコンテンツとしてのデジタルアーカイブがあり、それらは今も存在しています。が、成長しているかといえば...話は別。あの時点での完成度が高ければ高いほど、そこには新しく追加されるものはありません。

そして、昨今のWeb2.0等々の世界においては、「永遠のβバージョン」としてのデジタルアーカイブを感じます。写真でいえば Flickr(フリッカー)が最たるものです。というのも、日々写真が追加され、set や Group などによる組合せ/編集ができる機能を用意していること。これは、成長するデジタルアーカイブづくりにはもってこいの機能なのです。日々成長することとオーディエンスによる再編集(新しい価値づけ)ができることは、とても重要なポイントなのです。

さらに考えてみると、デジタルアーカイブはフィジカルアーカイブ(古文書やオリジナル写真の現物保存)の置き換えでもなければ、アナログアーカイブ(マイクロフィルムなど)の置き換えでもない。デジタルアーカイブならではの機能や役割があるように感じます。おそらくたぶんそこから引き出せることは、いわゆる高解像度のデジタルデータの要求もさることながら、むしろどんな写真もネット上で検索可能になることに、とても大きな可能性を感じていたりします。例えば、都道府県史や市町村史に掲載されている写真、昔の写真を集めて写真集として出版された書籍に掲載されている写真、その他様々な地域資料に使われている写真等々....を、場所や時代や主題(テーマ)によって再編集(付加価値づくり)ができる環境もまた、必要ではないだろうか...その本から撮影した写真はページをまたがっていれば湾曲もしているだろうし、デジタルカメラで撮影すれば、画像の周囲の湾曲は当然発生します。デジタルデータとして再利用できる状態ではないかもしれませんが、デジタル化によって[検索可能になる]ことや[いろいろな組合せがつくれる]ことの方もとっても大切なんじゃないかなぁ...って、思っているのです。それはまるで地域資源を掘り起こしながら、どんなツアーを組み立てようか...と、考える行為にも似ています。

たぶんこの件に詳しい方であればあるほど、あることが気になります。それは「著作権」です。そんなに他人の印刷物から、掲載されている写真をパシャパシャと撮れるわけがない...と。まさにその通りです。ただ、総理官邸筋による「知的財産戦略本部」による、知的財産推進計画2008あたりには、日の丸検索サイトの開発も視野に入れた、「検索のための著作物利用に関する規制緩和」みたいなものが検討されているようです。その結果によっては、状況は大きく変わる可能性があります。

2008年のデジタルアーカイブが向かう方向としては、
1.成長するデジタルアーカイブ
2.検索可能なデジタルアーカイブ
3.編集可能なデジタルアーカイブ
あたりが、ひとつの機能モデルとしてあるような気がします。
デジタルアーカイブの内容については、また次回。
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by maruyama_takahiro | 2008-02-22 00:28 | 日々是電網 | Comments(0)
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