それはまるで記憶の***

写真を愉しむ (岩波新書 新赤版 1106)
飯沢 耕太郎 / / 岩波書店
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飯沢さんと直接お話しすることができました。あつかましくもお宅に上がり込み、ごちそうをいただきながらです。
写真評論家としても、デジタルアーカイブには非常に関心が高く、作品としての写真はもちろんながら、記録/記憶としての写真の保存や継承することにつても、いろいろと話をいただきました。

 NPOであっても社会起業/コミュニティビジネスに本気で取り組むのであれば、いろいろとご助言いただけそうです。
 デジタルアーカイブ技術に対してやはり“お仕事”として取り組む必要があると強く感じました。デジタル化の技術、アーカイブ化の技術、写真の掘り起こしも含む収集、そして何よりも人材育成...等々。しかも、これはちゃんとしたビジネスモデルが作れると実感しました。
 なぜNPOなのか、営利企業では十分ではないのか...という理由としては、デジタルアーカイブには、[サービスを受ける人(顧客)]と[お金を払う人]が同じではない場合が少なくありません。すべて同じであれば営利企業でも可能でしょうが、記録の保存と継承については、むしろ社会的価値や意義が優先される場合に、必ずしも写真の持ち主が対価を払うという訳ではないのです。だからこそ、NPOの出番なのだと思うのです。そのためにも、デジタルアーカイブづくりをミッションとしたNPOによる社会起業の展開が必要なのだと、本当に強く感じました。

ちなみに、デジタルではありませんが、社団法人日本写真家協会では、作品(プリント)やネガ/ポジフィルムの保存の必要性から、「日本写真保存センター」という構想があるそうです。
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by maruyama_takahiro | 2008-03-25 10:03 | DigitalArchives | Comments(0)
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