写真を残す...ということ。映画「草の乱」より

草の乱
/ NIKKATSU CORPORATION(NK)(D)
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僕の出身地は、埼玉県秩父郡皆野町である。父は同町日野沢、母は隣の吉田町石間の出身である(吉田町は合併し「秩父市」となる)。そんな僕ですので、『秩父事件』に関しては、ほんの少しは関心がありました。
しかし、この映画を見るとそれはそれは、当時の凄まじい状況を知ることができます。明治維新後、国会が開催される前、憲法が制定される前、せっかく開国し近代国家への歩みを進めていこうという時代であるにも関わらず、貧富の差は拡大するばかり、公務員は威張りくさり農民の苦労などは聞く耳持たず...という時代。そんな時代に立ち上がった先人たちがいたことを、僕たちは忘れてはいけないでしょうね。

さて、この映画のラストシーンは、北海道に逃れた井上伝蔵がかの地での家族とともに写真を撮影したシーンで終わります。ここですごいと思うのが、現地での内縁の妻であるミキさんが、わざわざ写真屋さんを呼んで病床の井上と家族との写真を撮影したこと。この1枚があったからこそ、彼が生きた証として、しっかりと記憶されるということなのではないかと。

【参考】
 ・秩父事件 wikipedia
 ・井上伝蔵 wikipedia

個人の写真、家族の写真は時が経つと、「歴史の記憶」となり得ると思う。だからこそそれを、NPOとしての事業にしてみたいと考えるのです。

※それにしても、このエキストラの動員数は....驚異的です※
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by maruyama_takahiro | 2008-04-25 20:52 | 日々是電網 | Comments(0)
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