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電子出版の行く末

SONY製の電子ブックリーダー「リブリエ」は、昨年の5月に生産を終了しているという。リブリエ対応の電子書籍サービスを提供しているタイムブックも事業として撤退するそうだ。

反面、米国amazon社の電子ブックリーダー「Amazon Kindol アマゾン キンドル」は好調だと聞く。

この差はなんだろうか?

日本では電子出版はなじまない...的な意見もあるかもしれないが、リブリエよりもさらに小さい画面であっても「ケータイ小説」を読む文化がある。それも無料ではなく、パケット代はもちろんかかっている。通信機能を持つAmazon Kindleでは、ネットと端末の間にパソコンを必要としない。これは、iPodがMacやPCを必要とするのに対して、iPod TouchやiPhoneが直接ネットに接続する機能持っていることに似ている。
図書館においても、デジタルライブラリーや電子出版などが取りざたされてはいるが、実際にはまだまだ十分に取り組まれているとは言いがたいし、取り組んだとしてもメーカーの動向に左右される状況は公共図書館的に言っても心臓に悪い。

そうそう、リブリエを導入した図書館があったように思うが、購入資料(電子図書)はどんな扱いになるのか...ちょっとだけ気になりました。
by maruyama_takahiro | 2008-05-18 11:04 | 日々是電網
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