財団法人図書館振興財団

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ー日本の図書館の飛躍低発展を目指してー
「財団法人図書館振興財団」が設立されました。

2008年11月
財団法人図書館振興財団

 「財団法人図書館振興財団(理事長石井昭=(株)図書館流通センター代表取締役会長)」は、2008年11月19日に文部科学省より、正式に設立の認可をいあだき発足いたしました。当財団は、株式会社図書館流通センター(以下TRC)の30年にわたる事業の成果をもとに、50億円(基本財産40億円、運用財産10億円)の基金によりわが国の図書館振興に尽くすことを目的としています。
 今なぜ、図書館の振興が必要なのか。それは、図書館が民主主義社会の基盤として必須である「市民の自立」を支援する生涯学習の施設であるためです。
 図書館は、人類が生み出してきた知識を分類・整理して保存し、誰もがその生涯にわたる知的生産活動に際し必要に応じて、求める資料・情報を活用できる機能を持っています。変化の激しい現代社会にあっては特に、情報の迅速で的確な収集は社会生活にも必須であり、図書館は市民が自ら資料・情報を調べ、自立した知見をもるようにする場と考えます。
 TRCは1982年から書誌データベースである「TRC MARC」の作成を通して、図書館本来の機能を活かす「検索技術」の進歩に貢献してまいりました。さらには、実際にどのように図書館を活用すればいいかを、将来公共図書館の利用者となる子どもたちに具体的に体験させるべく、学識経験者・教育関係者のご助力をいただいて、1997年に「図書館を使った“調べる”学習賞コンクール」を立ち上げ、NPO法人「図書館の学校」を通してその普及を図ってまいりました。
 しかしながら、わが国の図書館が置かれている状況は、たいへん厳しいものがあります。特に地方財政の逼迫により、公共図書館に投資される財源は減少の一途をたどっています。これは本来、「自立的判断ができる個人」により構成されるべき民主国家にとって、その存立基盤を脅かすものであるといえるでしょう。
 わが国は、天然資源に乏しく、国力の源泉の多くを「人材」に負っています。国民の知力を高めることが即ちわが国の発展の原点でありましょう。その根底を支えるのが、図書館であるはずです。
 20世紀初頭、「アメリカの鉄鋼王」アンドリュー・カーネギーとカーネギー財団は、アメリカ国内に1600以上もの公共図書館設立のための資金を寄付しました。それがアメリカの公共図書館発展の基盤となり、現在では図書館のデータベース機能とIT技術の飛躍的進化が結びついて、アメリカの国力の源となっています。
 図書館に対する社会の認識を、「無料で本が読めるところ」であるというレベルから、「個人の自立」を支援する教育の場であり、「知的立国」のインフラストラクチャーである、というレベルへと転換させていくことが、わが国の永続的な発展に寄与することを確信します。


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 「財団法人 図書館振興財団」は、わが国の図書館に「自立した個人の育成を支援する」という本来の役割を取り戻しその機能をより活性化するため、以下の4つの助成事業を行ってまいります。


(1)図書館員専門職の育成活動に関する助成
図書館に置かれる専門職は「司書」ですが、現在の司書養成課程は、急速に進む情報化の技術や、地位域住民のさまざまな知的ニーズの多様化への対応に遅れています。当財団では、図書館員の専門性育成を図るための教育活動を支援します。また、より専門的な資格を認定する事業も助成の対象とします。

(2)図書館専門職の海外派遣に関する助成
図書館運営のあり方、人材育成については、わが国はまだまだ諸外国から学ぶところが多くあります。当財団では先進的な運営を行っている海外の図書館へ研修生を派遣することにより、図書館員の専門性をいっそう高め、わが国図書館のサービス向上に寄与してまいります。

(3)民間図書館の摂理に対する助成
現在は、国、地方自治体とも極度の財政難であり、それらの財源に頼っているだけでは、図書館の数、質ともに容易に拡大は望めません。民間の資本とノウハウを投入することで、多種多様なサービスを提供する図書館が日本各地に生まれることが必要です。当財団では企業内図書館の公開をはじめ、民間による図書館設立を積極的に支援してまいります。

(4)図書館の運営に対する助成
図書館が提供するべき情報は、その地域にしかない資料からデジタル空間にまで、無限に存在します。図書館サービスには、まだまだ開拓すべき領域がたくさんあるはずです。当財団では地域に埋もれているたくさの郷土資料・地域資料をデジタル化して公開する事業をふくめ、地域社会の多様なニーズから生まれる市民の自己研鑽に対応するサービスの開発など、図書館サービスを高度化する事業について、その調査研究から実践にいたるまでの活動を応援します。

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 [財団法人図書館振興財団」の活動に多くの皆様が関心を寄せていただき、図書館の振興に参画してくださることを切にお願いいたします。

本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。

財団法人図書館振興財団 事務局長 松田伊織
〒112-0012 東京都文京区大塚3-4-7
電話 03-3943-4743
FAX 03-5978-3291
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by maruyama_takahiro | 2008-11-29 13:43 | これからの図書館 | Comments(0)
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