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キャラクターが絶滅しているのは児童文学/子ども向け読み物あたりだ

その後も、あいかわらず児童文学/子ども向け読み物世界における魅力あるキャラクターを探している。
その中でわかってきたこと...

1.日本人作家の作品では絶滅状態
2.海外作家の作品には、それなりにある
3.ライトノベル/ティーンズ文庫系にも多少はいる
4.一般書には、魅力あるキャラクターはいる

つまり...図書館的にいえば9類文学作品においては、すべてにキャラクターが不在な訳ではなく、日本の児童文学作品に顕著にみられる傾向であり、それがかえって意図的に魅力的なキャラクターをつくらない文学として見えてきたりする。

そう、

[(かなり意図的に)日本の子ども向けの小説/読み物は魅力的なキャラクターをつくらない]

といえるほどなのだ。

その一方で、ライトノベル系の文庫やマンガ、アニメ、ゲームなどには、そうしたキャラクターをかなり前面に出していたりする。もちろん大人向けの一般書においても、歴史的人物や架空の人物なども含めて魅力あるキャラクターは数多く存在している。

もしどこかで、児童文学作家や子ども向け読み物作家さんにであることがあったら、そのあたりを小一時間でも小二時間でも、問いつめてみたい気もする。そうした作家さんたちは、魅力的なキャラクターが登場する読み物は、ある意味低俗なもの...とでも、思っていらっしゃるのだろうか。

子ども自身が読みたい作品そのものが、児童文学や子ども向け読み物に登場していないから、ちょうどそうした年齢あたりから、読書離れが始まると言ってもいいほどなのだ。

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by maruyama_takahiro | 2009-06-01 19:53 | 図書館ゲーム/プログラム
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