たぶん僕らは「コンテンツ」を食べて生きている

先日の、TOKYOメディフェス2009のテーマにあった

 衣・食.住+メディア —いまを生きるために必要なものー

なんだけど、僕が思うところでは、+メディア じゃない。 +コンテンツ(=物語)なんだ。
なので、マルヤマ風に書き換えてしまえば

 衣・食・住+コンテンツ ーいまを生きるために必要なものー

です。メディアとコンテンツの違いは、新聞紙面と記事とか、番組とコーナーとか、雑誌と記事という具合。メディアは基本的にはコンテンツの受け皿/運搬用。ボクたちはお盆や食器を食べるのではなく、そこに盛ってある料理をいただくのですね。メディアの人たちはある意味で[メディアの存在を持続可能]とするために、記事を集めに取材に出かけるのだけれど、むしろ『伝えたいコンテンツがあるからメディアを必要とする』くらいに考えていた方が良いんじゃないか…って、思うわけ。

前に紹介した、TED talkもメディアとしてはウェブページやあのイベント(会場)があるわけだけど、聴衆が見たい聞きたいのは、ステージ上で繰り広げられる[プレゼンテーション]というコンテンツなわけ。そのコンテンツは単独で存在できるように映像をクリップ化している。ここが重要。実はこれはYouTubeでも同じなんです。コンテンツが単独で成立する媒体。メディアというよりもプラットフォーム(基盤)といった方がいいくらい。

将来の様々なメディア産業は、メディアを重視する視点から、コンテンツを届けることへのパラダイムシフトを迎えることになると思う。実はすでにYouTubeはメディアであることよりも、コンテンツを届けるプラットフォームになっていることに、気がつくべきだな。

「市民メディア」ではなく「市民コンテンツ」の時代になっていくのかもしれない。「メディア」の存在を重視すれば、しょせん大手マスメディアと同じ道を歩むことになるのだから。

※ただし厳密にいえば、メディアとはかなり階層的な/重層的な構造を持っているのも事実。TED talkでいえば、コンテンツの中でプレゼンテーションしている人物や背景のプレゼン画面もまた、メディアなのだから。

※ちなみに、昨今の[新書]ブームは出版社側の都合もありますが、読者がテーマを限定したコンテンツを求めている…というひとつの現れかもしれません。
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by maruyama_takahiro | 2009-09-26 23:13 | 日々是電網 | Comments(0)
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