カテゴリ:お役目( 25 )

指定管理者制度 (公共図書館に対する制度運用の要とは?)

ここのところ、あらためて「指定管理者制度」について取り組んでいたりする。
もう一度原点に戻り、この制度の本質から考えれば、これからの公共図書館への制度導入のあるべき姿が見えてくるのではないだろうか。

で、なによりもまずは、地方自治法 第244条の2 すべてはここから始まる。

(公の施設の設置、管理及び廃止)
第244条の2 普通地方公共団体は、法律又はこれに基づく政令に特別の定めがあるものを除くほか、公の施設の設置及びその管理に関する事項は、条例でこれを定めなければならない。
2 普通地方公共団体は、条例で定める重要な公の施設のうち条例で定める特に重要なものについて、これを廃止し、又は条例で定める長期かつ独占的な利用をさせようとするときは、議会において出席議員の3分の2以上の者の同意を得なければならない。
3 普通地方公共団体は、公の施設の設置の目的を効果的に達成するため必要があると認めるときは、条例の定めるところにより、法人その他の団体であつて当該普通地方公共団体が指定するもの(以下本条及び第244条の4において「指定管理者」という。)に、当該公の施設の管理を行わせることができる。
4 前項の条例には、指定管理者の指定の手続、指定管理者が行う管理の基準及び業務の範囲その他必要な事項を定めるものとする。
5 指定管理者の指定は、期間を定めて行うものとする。
6 普通地方公共団体は、指定管理者の指定をしようとするときは、あらかじめ、当該普通地方公共団体の議会の議決を経なければならない。
7 指定管理者は、毎年度終了後、その管理する公の施設の管理の業務に関し事業報告書を作成し、当該公の施設を設置する普通地方公共団体に提出しなければならない。
8 普通地方公共団体は、適当と認めるときは、指定管理者にその管理する公の施設の利用に係る料金(次項において「利用料金」という。)を当該指定管理者の収入として収受させることができる。
9 前項の場合における利用料金は、公益上必要があると認める場合を除くほか、条例の定めるところにより、指定管理者が定めるものとする。この場合において、指定管理者は、あらかじめ当該利用料金について当該普通地方公共団体の承認を受けなければならない。
10 普通地方公共団体の長又は委員会は、指定管理者の管理する公の施設の管理の適正を期するため、指定管理者に対して、当該管理の業務又は経理の状況に関し報告を求め、実地について調査し、又は必要な指示をすることができる。
11 普通地方公共団体は、指定管理者が前項の指示に従わないときその他当該指定管理者による管理を継続することが適当でないと認めるときは、その指定を取り消し、又は期間を定めて管理の業務の全部又は一部の停止を命ずることができる。


ここから読み取れる大原則は、こうである。

税金で作った公の施設は行政財産だけど、民間企業や市民団体さんらが、ちゃんと公共サービスを提供してくれるなら、その行政財産を使って利用料金を得ることも認めて上げるから、その収入で管理運営してね。ただ、公平性のこともあるので、自治体で決めた要綱にのっとり、選定委員で選定し、住民の代表である議会で承認を経て、決めますよ。またこれも公平性のために協定する期限を区切りますけど。誰かやる団体いませんか?

ということなのではないかと…。
実際に僕が見聞きしている指定管理者制度の成功事例では、それまで公社経営では税金からの補填が必要だった施設が、指定管理者によって逆に年間の使用料を設置自治体に納めるほどになった…という事例もあります。
じゃぁ、そもそもお金を取れない図書館は、やっぱり無理なの…? となりがちですが、実は公共図書館が法律上お金を取れないのは、入館料と資料提供の対価のみ。物品販売してはダメとか、有料で会議室や研修室などのスペースを提供してはダメだとかは、有料の講座を開催してはダメだとか、図書館法上で禁止されてなどおりません。ただ、実際にそれだけでは人件費等の全額を賄うことは難しいので、公費からの支出もこのくらいはいただきたいです。と収支計画書で提案するのです。

すなわち
1)まずは民間団体が、公の施設を使って公共サービスをきちんと行い
2)その上で、利用料金は指定管理者の収入としてかかる経費にあて
3)不足することが予想される金額を、公費支出(予算)として収支計画に基づき支出してもらう。
4)あとは経営の才覚。これにより民間企業や市民団体等が、公共サービスのノウハウを蓄積する

ということなんです。
最初から、委託料や指定管理料があって、おまけみたいに利用料金を収受できる…というものではないんですね。

このことを、設置自治体側でも判っていない方が多い(都道府県レベルでも)し、指定を受ける側の民間企業も市民団体も理解していない方が多い。なので、特に図書館や博物館などは『管理委託業務』と何ら変わりがないとの認識を、未だに持っていらっしゃる方々が多い。

おかげさまで、当館においては自治体側も指定管理者側も、この年月をかけて学んで来た事もあり、この当たりに関しては、相互に理解がススんでいると思っています。

というわけで、成功する指定管理者図書館のポイントはただひとつ。

公共図書館における資金調達

なんです。
またこれはどうやら、県内図書館長さんとの間での話題にもなるのですが、直営図書館でも「資金調達」は課題になりはじめるようです。指定管理者はあるいみでいち早くそのことに取り組まざるを得ない状況にある…と、いえるでしょうね。
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by maruyama_takahiro | 2009-12-20 01:14 | お役目 | Comments(0)

川本高校 卒業式

今日は、母校の卒業式。
同窓会会長(一応)としては、今回を入れて残り2回しかない卒業式なので、出席します。
お給料日前なので、高速は使えず...した道でナビしたところ、6時間かかる...なんて出ましたので、4時起きして出てきましたが、道が空いていたせいもあって、8時半には到着してしまいました。卒業式は10時からです。

ともあれ、無事に現地到着。式が始まるまでのひと時をすごしております。

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by maruyama_takahiro | 2009-03-06 08:49 | お役目 | Comments(0)

地域資料研究部会

今日は朝から、南アルプス市立櫛形図書館に行ってきました。
山梨公共図書館協会の地域資料研究部会の会合です。
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「校歌」を収集している韮崎市立図書館の取り組みは、斬新でした。
そうだよ、校歌だよ。少子化によって統廃合される学校、卒業生の思い出としても「校歌」は大切なものです。それが実は意外と失われているんです。地域の公共図書館が「校歌を集める」とはっきりと意思表示しないと、たぶん完璧に失われます。記憶の中の校歌はかなり曖昧だったりします。

番外編で、「人物資料リスト」をもとにした[EPWING形式の電子辞書]と[ファイルメーカー(Webビューワつき)]で作り直したデータベースのデモを、ちょこっとだけ行いました。みんな関心はもっているんだけどね...。エクセルとは違うのだよエクセルとは。


それと...まいどの事ではありますが、
僕以外は全員...女性でした。

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by maruyama_takahiro | 2009-02-18 23:50 | お役目 | Comments(0)

Holos(ホロス) 東京デザイナー学院 学友会会報誌

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母校である東京デザイナー学院の卒業生による同窓会「学友会」の会報に、ちょっろっと投稿させていただきました(原稿依頼ですけどね)。
卒業後も、こうしたつながりが継続していることって、大切ですよね。

a0001068_1581777.jpgちなみに、こんな内容です。

【参考】
 ・東京デザイナー学院
 ・東京デザイナー学院学友会
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by maruyama_takahiro | 2008-10-04 15:08 | お役目 | Comments(0)

メディアリテラシー ワークショップ

明日は、甲府の山梨県立科学館にて、こんなワークショップを開催します。

 情報通信月間参加行事
 「キミもニュースキャスター! ~パソコンを使ってラジオ番組を作ろう~」

パソコンを使ったラジオニュースづくりを体験学習するワークショップです。記事は、新聞や雑誌の記事を分解し、shuffleして不思議なニュース原稿を創作します。もちろんキュースキャスターは参加するこどもたちです。

※募集定員に対して参加者が大幅に増えている様子...大丈夫かなぁ...※

※それにしても、一回のワークショップではちょっとMOTTAINAI...かも※
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by maruyama_takahiro | 2008-06-06 22:14 | お役目 | Comments(2)

平成20年度埼玉県立川本高等学校同窓会総会

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残すところ、あと22ヶ月となりました。

統合に向けての調整とその後の展開について、そろそろなんらかのアクションを起こさなければならない...と、感じております。
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by maruyama_takahiro | 2008-06-02 01:22 | お役目 | Comments(1)

児童奉仕

図書館業界用語で、子ども対象のサービスのことを“児童奉仕”と呼ぶ。たぶん、Children's Serviceの訳なのだろうが、Serviceを奉仕と訳してしまうのは...どうなんだろうか?と、常々思っている。「奉仕」という言葉の守備範囲と、「Service」という言葉の守備範囲は、重なっているところも大きいことは理解するのですが、お互いの重ならないニュアンスの方が気になります。

さて、県内の公共図書館の集まりの中で、その児童奉仕担当者の集まり(年次総会)がありましたので参加しました。昨年度の事業報告や今年度の事業計画、各館の自己紹介などがありました。

その後、一般の方も参加できる講演会が開催され、波木井やよい先生による「〜子どもと本の出会いのために〜 『読みきかせのすすめ」が開催され、およそ2時間のお話と質疑応答がありました。

読みきかせボランティア入門
/ 国土社
スコア選択: ★★

読みきかせのすすめ―子どもと本の出会いのために
波木井 やよい / / 国土社
スコア選択: ★★


質疑応答の際に、ヤングアダルトを対象とした本との出会いに関する質問がありましたが、ブックトークを進めていました。また、紙芝居についての質問では、波木井さんご自身が街頭紙芝居で育っている話や、活動弁士が紙芝居屋さんになっていった当時の様子などをお話いただき、とっても有意義でした。波木井さんご自身は「紙芝居」もお好きだということでしたが、絵本の読みきかせと紙芝居は、多くの図書館業界の方々と同じように、まったく別の物であるというお考えをお持ちでした。

僕自身は、「紙芝居(紙+芝居)」であるとか「絵本(絵+本)」であることに、どれだけこだわる必要があるのか、ちょっとばかり疑問を持っています。メディアの形態に左右されてしまうことも...ちょっとどうかなぁ〜って。

それにしても、「活動弁士」も「紙芝居」も、まったくの日本独自の文化であることを考えると、公共図書館としても何か継承するための仕組みが欲しいところですね。
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by maruyama_takahiro | 2008-05-17 10:13 | お役目 | Comments(0)

卒業式

これから埼玉までお出かけです。
卒業式も、残すところあと3回。

 ・埼玉県立川本高等学校

4月からは、2年生と3年生の2学年になります。
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by maruyama_takahiro | 2008-03-07 04:23 | お役目 | Comments(0)

公共交通機関

今日は、山中湖から公共交通機関を使って甲府まで出かけた。県立図書館の主催する地域資料研究部会への出席のためだ。

それにしても、

 山中湖ー富士吉田[乗り換え]
 富士吉田ー甲府

の道中は、なかなかのもの...時間と費用だけで比べれば、山中湖から高速バスを使って新宿までの時間も費用も、甲府行きの方が長いし、高い。

先日のNPOの理事会においても、出張の際の交通費の話題が出ていた。原則は極力自家用車を使わない。公用車か公共交通機関を利用すること...という指摘も出たのですが、残念ながら当NPO法人は公用車を持っていません。まぁ、ここ数年で購入することも考えられません。かといって、指定管理者としての民間団体が、役場の公用車を使うのも中々難しいもの。指定管理者としての業務上であっても、やはり指定管理者側が公用車両を用意すべきなのでしょうね、たぶん。

たまたま今回は、僕の自家用車であるスーパーカブ(50cc)は氷点下ではエンジンがかからないため、昨日の時点で公共交通機関で行こうと決めていたので、早起きも、長時間も気にはなりませんでした....ただ、相互貸借の荷物の重さは...さすがに堪えました。行きはまだしも、帰りは両手に10kg以上はあったと思います。これだけでも何とかならないものかなぁ...。そのための[公用車]かぁ。NPOの公用車だから、ラッピングして広告でもいただきましょうか。

それにしても、こう自分で身をもって体験するとわかりますが、自家用車を持たなくても徒歩と公共交通機関だけで暮らせる街づくりって、地方都市であればあるほど必要だと感じました。そのために都市がコンパクトになるのなら、それは悪い事ではないと思うのです。
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by maruyama_takahiro | 2008-02-13 22:33 | お役目 | Comments(0)

弁論大会の審査員

某ご近所の駐屯地で開催された、とある弁論大会の特別審査員を体験してきました。弁論する方も、聞く方も迷彩服の中で、背広姿は僕ともう一方の特別審査員。
楽しくも真剣に拝聴させていただきました。
それぞれの自分が思うこと、特に家族や仲間たち、そして自分自身のすごく内面的なことを客観的な視点を持ちながら、人に伝えるテーマとして文章をつくりあげ、駐屯地司令と含む大勢の前で弁論するという経験は、きっと彼ら彼女らにとっても貴重な経験だったと思います。



それにしても、昨夜からの雪で僕のバイクは走れません(頼んでいたスタッドレスタイヤが届いたという連絡があったのに、バイク屋さんまで乗って行けません...トホ)。
今朝はとりあえず自宅からタクシー屋さんまで歩いて移動し、タクシーで某駐屯地まで移動。8時30分の集合には間に合いました。

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明日からしばらく徒歩通い...かな。
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by maruyama_takahiro | 2008-01-21 14:19 | お役目 | Comments(0)