カテゴリ:これからの図書館( 354 )

図書館からはじめるデジタルアーカイブ NYPLの場合。

Code4Lib JAPANのブログに

 図書館からはじめるデジタルアーカイブ NYPLの場合。

を書きました。ぜひご覧下さい。

未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告―

菅谷 明子 / 岩波書店

スコア:


[PR]
by maruyama_takahiro | 2010-09-17 01:36 | これからの図書館 | Comments(0)

図書館をプロデュースする…ということ。

いろいろと調べてみたら、博物館プロデューサを名乗る人はいるが、図書館プロデューサを名乗る人は意外と少ない…いや、実績もふくめて考えると“居ない”

現場監督たる「館長」はいる、館長のもとで様々なプロフェッショナルとして仕事をする司書(ライブラリアン)もいる。この場合設置自治体は、クライアントという立ち位置になる。プロデューサ役ではない。

では、図書館プロデューサとは何者か?
1)プランニングし
2)資金調達と
3)監督(ディレクター)を決め
4)スケジュールと資金をマネジメントし
5)広く世の中に告知し(広告宣伝、プロモーション)
6)完成後は、みんなが幸せになるように努める
そんな人だ。

ある意味で、現場監督にはクオリティを要求しつつ、予算をはみ出さないようにマネジメントする役割でもある。考えてみれば、これもひとつの[ガバナンス]と捉える事ができる。

図書館を演出する―今、求められるアイデアと実践

尼川 ゆら / 人と情報を結ぶWEプロデュース


[PR]
by maruyama_takahiro | 2010-09-13 11:53 | これからの図書館 | Comments(5)

Social Library (つながり図書館 社交図書館)

まずはこの動画をご覧下さい。

この動画をみたら、世界で起きていることなんてまったく知らなかった…と思ってしまう。

インターネット上では、さまざまな趣味・嗜好などによる「つながり」をひろげる、ソーシャル・ネットワークやソーシャル・サービスがたくさんある。
近くにはいないけど、時間も場所も問わないネット上であれば、私と同じ趣味嗜好の方はいるにちがいない…。

ただ、最近図書館の仕事をしている中でよく聞かれる質問に…こんなものがあります。

 利用者さんどうしが出会えるイベントは何かありますか?

というもの。図書館のブラウジングコーナーであっても、読書室・学習室などであっても、隣が誰なのか気にする事はありませんし、また図書館側が積極的に利用者さん同士を紹介する事もありません。もちろん、個人情報に関することや図書館の自由に関する宣言などを考えると、そうそうできることではない…ということも、理解しています。

…なのですが、例えば小さなお子さんと一緒に来館された親子さん。図書館デビューで他の子育て中の親御さんとの出会いは、やはり大切らしい。
また、お互いに知らなかった高齢者さんどうしが、ちょっとしたキッカケで友だちになれることは、とっても大切。それが、同じ作者の本が好きだったり、同じ趣味嗜好だったりすると、それだけで旧知の仲のような友だちになれる。

 そんなことを「図書館」が積極的にしかけることはできないのだろうか?

 誰もが利用できる場としての Public Library(パブリック・ライブラリ:公共図書館)

  から

 誰かと出会える場としての Social Library (ソーシャル・ライブラリ:つながり図書館:社交図書館)

何か、そんな仕掛けができないものか…と、考えていたりするのです。
[PR]
by maruyama_takahiro | 2010-09-03 10:47 | これからの図書館 | Comments(1)

Apple製品を導入しない図書館

日本時間の今朝2時からのイベントで、アップル製品のうち iPod が大きく変わった。

 ・iPod shuffle
 ・iPod nano
 ・iPod touch

音楽ソフトであるiTunesも、音楽をテーマにしたソーシャルネットワーク Ping を始めるなど、さらに進化したようだ。

さて、ふと見回すと…実は図書館という場所にはWindowsパソコンはあっても、アップル社製のMacやiMacは少ないなぁ…と思った。僕がみただけでも、かつての千代田図書館(新書マップがあったころ)、小布施図書館 まちとしょテラソ(新書マップ稼働中)、山中湖情報創造館(館長持ち込み)くらいなものだ。もし他の公共図書館でiMacなどを置いているところがあったらぜひ教えて欲しい。

マーケットシェアから考えれば、せめて一割(10%)程度はあってもいいんじゃないかな。全国におよそ3000館程度あるとしても、300館くらいはMacがあっても市場の比率からいっても自然なんじゃないか…と。

図書館的に、Macが使いにくいとは思えない。また図書館員個人がMacを使っている場合だってある。

僕は、公共図書館という場所は、来館したりそのサービスに接するといつも、「何か新しい発見を得ることが出来る場所」でありたいと考えている。利用者さんが日頃気になっていても実際には見た事が無い触った事が無い…そんなアイテムも、出来る範囲で用意し、体験して欲しいと思っている。アマゾンのキンドルしかり、アップルのiPadしかり。たぶんWindowsを使った事がある人に取ってはMacOS Xはちょっと違ったパソコンの使い方を体験する事にもなるかもしれない。

市場規模からいって、せめて10%…せめて300館は、Macを触れる図書館になって欲しいなぁ…なんてことを考えていたりする。
[PR]
by maruyama_takahiro | 2010-09-02 10:54 | これからの図書館 | Comments(0)

Code4Lib JAPAN lift off!

Code4Lib JAPAN 代表の丸山です。

ほほほ、ついにその日が来ました。
今日8月28日は、図書館がデジタル技術に大きく一歩前進する日となります。

これまでにも、図書館員を対象としたデジタル系/ICT系のスキルアップのための取り組みはたくさんありましたが、ここまで実践的で、ここまで持ち帰り即サービス開始(場合によっては上司の決裁が必要ではありましょうが…)となる、実践的スキルアップを目指す集団はなかったように思います。

私たちは、日本の図書館にICT技術を担える人材を増やしていく事で、とかく諸外国の図書館から何年、何十年も遅れている…と指摘されがちな日本の図書館に対し、いやそうじゃないんだ。スキルを持っている人材も居るし、ちょっと背中を推してあげれば大きく成長する人材も決して少なくないんだ…ということに気がついたのです。

そのための団体を組織しよう、孤軍奮闘している人たちをネットワークし「一人じゃないんだよ」感をもって日々の業務にいそしんでもらおう。そしてまた、普通にウェブにあるサービスも図書館に取り込めばコストもかけずにこんなことまでできるんだよ〜を体験/体感して欲しい。さらに図書館の管理職の方や上層部に対しても、あまたある民間のインターネットサービスを公的機関でも取り入れても大丈夫。と言って上げたい。

ぜひ、私たちの活動に注目してください。
そして、一緒にこの日本の図書館を、ICTで変えていきませんか?

ランガナタンは言いました。
「図書館とは成長する有機体である」と。であるならば、こうも言えるのではないでしょうか。

 「成長する有機体でなければ、図書館とは呼べない」

…と。

Code4Lib JAPAN Lift Off。デジタル情報の最前線へ。
8月28日(土)14時より品川にて開催します。
http://d.hatena.ne.jp/josei002-10/


もちろんUSTREAMによる中継もあります。
http://ustre.am/n2vL

twitterアカウント
http://twitter.com/code4libjp

ハッシュタグは #c4ljp です!

※Code4Lib JAPANは、財団法人図書館振興財団 平成22年度助成事業に採択されました。
[PR]
by maruyama_takahiro | 2010-08-28 00:49 | これからの図書館 | Comments(1)

図書館資料の紹介サイト。

Amazonのレビューをはじめ、専門家が書き手となる紀伊國屋書店の書評空間やカーリルのレシピ…さらには、様々なブログ記事などを通じて、ひとつの[本]に対する書評や感想などは、実はネット上に思った以上あったりする。
そんな中で、あえて[図書館]が本を紹介する場合を考えてみたい。それはたぶん他のレビュー記事などと同じでよいはずがない。図書館ならではの伝え方、図書館ならではの書き方がある…そんなことを考えている。

これも、一館でやろうとするととても大変だが、地域の図書館が連携するとか、都道府県立図書館が音頭をとって各都道府県内の図書館が参加して、そうした[本]の紹介サイトを作っても良いだろう。あるいは、図書館の業務委託や指定管理者などを受けている企業や団体などが、そのスケールメリットを活かして、「本の紹介」サイトをつくるのも、けっこういいんじゃないかなぁ…と、思っていたりする。

今後、特に電子書籍の時代になればなるほど、人は「何を読んだらいいのかさっぱりわからん!」状態が進んでいくと予想され、毎年7万点以上も出版される図書、そこに電子書籍が加わるので…さらに増加する出版物から、自分が求めている内容に出くわすことは、かなり難しくなる。
なので、上記に上げた書評やレビューも、何かポータルっぽいサイトがあってもいいんじゃないかなぁ…などと考えていたりするのです。

松岡正剛の書棚―松丸本舗の挑戦

松岡 正剛 / 中央公論新社


[PR]
by maruyama_takahiro | 2010-07-07 01:59 | これからの図書館 | Comments(0)

図書館でデジタルアーカイブ…おススメの2冊

貴重書デジタルアーカイブの実践技法―HUMIプロジェクトの実例に学ぶ

樫村 雅章 / 慶應義塾大学出版会

本書には、デジタル化技術の基礎から「グーテンベルグの聖書」のデジタル化するプロジェクトの詳細が描かれている。いわゆるアカデミックな現場でのデジタルアーカイブの『実践』を描いた貴重な内容。

昔の映像・音楽・写真をデジタル化する方法

村上 俊一 / 翔泳社

こちらはアカデミックというよりもきわめてポピュラー(一般的)なデジタル化の様々な技法が書かれている本。映像、音楽、写真を中心とした誰もが手元にあるパソコンを使って、どのような周辺機器をそろえ、どのようなソフトウェアを使えば良いのか、かなり詳しく書かれている。

公共図書館は、都道府県立から市町村立まで規模の大小がある。地域資料のデジタル化/図書館資料のデジタル化にかけられる予算も限られているものと思われる。そのような中で、いかに限られた予算の中で最大の効果を上げることができるか…などを、この2冊を読むことで《どのあたりのデジタル化が実現可能か》を考える目安になるように思う。

国立国会図書館の資料のデジタル化がいよいよはじまり、公共図書館における資料のデジタル化が現実のものとして始まりました。図書館は無料貸本屋…と揶揄される時代は、もうそろそろ終わりを告げ、ICT (情報通信技術)を一層活用した『知の活動拠点』となるよう、現場のノウハウを蓄積していきたい。

※ ぼくもたぶん、そのうちに…。
[PR]
by maruyama_takahiro | 2010-06-24 22:11 | これからの図書館 | Comments(0)

学校図書館と公共図書館との連携には「日本版インフォメーション・パワー」が必要。

インフォメーション・パワーが教育を変える!―学校図書館の再生から始まる学校改革

アメリカ公教育ネットワーク / 高陵社書店



いつまでも、子どもの読書推進読書感想文ばかりの現状に、ちょっとばかりうんざり感。もちろん、読書も大事なんだけど、それよりもっと根本的に子どもたち(いや、たぶん大人たちも)にとって、身につけなければならない素養(リテラシー)がある。
残念ながら、学校図書館も公共図書館も…自分事にはできていないみたいだ。

日本における「情報」教育はどちらかといえば、コンピュータを利用する…いわば《理系》。本来、いわゆるメディアリテラシーは国語に含まれ、こっちは《文系》。こんな風に分かれてしまったことが、不幸のはじまりなのかもしれないが、それを嘆いていてもしかたがない。

米国ではすでに1980年代後半から、コンピュータ利用教育に限定しない「情報の利活用能力向上」のための指針として「インフォメーション・パワー」が公開され、それに基づいた教育が実践されている。

特に、学校図書館をメディアセンターと位置づけ、学校司書がメディアリテラシーを担う専門家としても位置づけられている。

学校図書館と公共図書館が、今後なんらかの連携や協力体制をつくるにあたっては、そうした根っことなるような目標設定をふまえたうえで、それぞれの役割分担をはたし、結果としてこの国の将来を担う子どもたちが、情報利活用能力を向上させていけたら…と、願っているのです。
[PR]
by maruyama_takahiro | 2010-06-05 12:15 | これからの図書館 | Comments(1)

図書館員が求めるデジタル系/ネット系スキル

図書館振興財団の平成22年度の助成金をいただくことになりました。
とある図書館スキルアップの団体を設立し、この助成金によってパワフルな活動を始めることとなりました。ひとつは、ギークな図書館員の育成とネットワークづくり。もうひとつは日本の図書館員全体のデジタル系スキル/ネット系スキルの底上げ的向上。

そこで…なのですが…

僕たちが考えている、図書館員にとって必要と思われるデジタル系スキル、ネット系スキルのトレーニングプログラムはある程度考えてるのだけれど、現場で働く方々から見てどんなスキルを身につけたいか…を聞いてみたい。

あなたが日々の図書館の仕事の中で感じている、
こんなデジタル系スキルがあったら、こんなネット系スキルがあったら…私が提供する図書館サービスは数段レベルアップするのに!

と言う内容を、ぜひ教えていくださいな。
[PR]
by maruyama_takahiro | 2010-06-04 23:59 | これからの図書館 | Comments(0)

情報・知識・物語をテーマにしたスーパーマーケット

「これからの図書館」に対して持っているイメージです。

人々が行う様々な[知的活動]は、実は[食事]をメタファーとしてとらえることができる。肉体をつくり活動のエネルギー源となる食事に対して、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触角などの五感から得られ
[情報・知識・物語]を、自分の記憶や行動を決定する決断などに用いる。

図書館情報学の世界においても、インターネットの進化においても、ある一定の進化の過程がある。大量の情報を目の前にしたときに、人々がとる行動は、

 1.分類:(同)類で分ける
   図書館的にいえば、十進分類法。インターネットではYahoo!が世界を分類した。

 2.検索:(内容を)策して検する
   図書館的にいえば、目録カード、インターネットではGoogleが世界を検索可能にした。

 3.編集:(内容を)集めて編む
   吸収した知識をもとに、自分なりの思考を論文やレポート、なんらかの出力としてまとめる。インターネット上では…たぶんこれから登場してくる。

上記における[検索]と[編集]の間に、たぶん[収集]の時代があろうかと予想するが、それも[編集]が前提の収集と考えているので、[編集]にまとめたい。

そして…
 この[編集]という作業は、料理に似ているのだ。

【…つづく…】
[PR]
by maruyama_takahiro | 2010-06-03 10:05 | これからの図書館 | Comments(0)