カテゴリ:地域コンテンツ( 63 )

インタープリテーション

13、14日と山梨県立環境科学研究所の主催による国際シンポジウム「国立公園としての富士山−2」に参加してきました。
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S.ヴォーン氏(米国国立公園局 ハーパーズ・フェリー・センター副管理監)
「米国国立公園における自然インタープリテーション」

D.M.シャルファン氏(米国国立公園局 訪問者体験部副部長)
「イエローストーンと米国の国立公園」

高橋進氏(共栄大学 国際経営学部 教授)
「米国型国立公園と日本型国立公園」

自由討論 コンビーナ 新谷雅徳氏(環境インタープリターコンサルタント)
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一日目は、それぞれの講演。二日目には質疑応答のような、新谷氏とヴォーン氏のトークショーのような、自由討論のような。それはそれは有意義なシンポジウムでした。

僕はこの中で、一番大きな収穫となったのは、「インタープリテーション」の範囲ですね。これまでは、ネイチャーガイドツアーだとか、所どころで行うレンジャートーク(ネイチャートーク)のような、一種のパフォーマンス的なイメージが強かったのですが、実はパブリシティ(広報/チラシ/ポスターづくり)や展示計画、屋外のサイン、出版物、ウェブ等々、実に様々な技法を駆使して、目的とする自然保護とそのために必要な情報や知識の提供を行うのがインタープリターの役割であり、そうした活動がインタープリテーションなのだ...と。これは収穫でしたね。

考えてみれば、
山中湖情報創造館は、「富士箱根伊豆国立公園」の中にある公共図書館なんですね。米国では考えられないパブリックライブラリーのあり方なんです。
(米国の国立公園は、ほとんどが国有地で、わざわざその公園の中に公共図書館をつくるようなことはやらないそうです。ただ、ビジターセンター等には図書コーナーを設けているところもあるということ。国立公園内の図書館、リゾート地の図書館がやるべきこと...って、実に大きいんじゃないかな)
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by maruyama_takahiro | 2009-01-15 01:03 | 地域コンテンツ | Comments(3)

原稿を読むこととナレーションは違うんですね

今日、とあるUTYの番組を見て、あらためて感じました。

 「原稿を読む」ことと「ナレーション」「語り」とは違う

ひとつの番組で、これほどはっきりわかるというのも、凄いですね。

※やっぱり来年は、あの勉強をしておこうかな....

【参考】
 2008年12月31日 16:54〜17:24
 UTYエコスペシャル 古流美~ふるび~(語り 小林是綱)

 伝匠舎 株式会社 石川工務所
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by maruyama_takahiro | 2008-12-31 17:02 | 地域コンテンツ | Comments(0)

映像教育の分野には?

ふと思ったのですが...

美術学校、写真学校、映像学校などで、いわゆる「地域の歴史や文化を写真や映像として記録保存する」という分野はあるのだろうか。

商業写真、報道写真などはあります。作家性で語られる写真が多いのも事実です。映画にしてもドキュメンタリーはあくまでもドキュメンタリー作品だったりします。商業的でもなければ、作家性よりも記録性の高い記録写真/記録映像を作る・撮るという行為は、そもそも教育の対象ではないのだろうか...。

別の視点で言えば、文化人類学や郷土学/地元学的に写真や映像を記録する...というジャンル。

そろそろ生まれてきてもいいように思う。

そうそう、自衛隊には写真や映像記録をする専門の部隊がありますし、どこの駐屯地でも広報課には写真記録担当の方がいらっしゃいます。ほかの省庁や地方自治体では...あまり見かけないですね
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by maruyama_takahiro | 2008-12-30 00:55 | 地域コンテンツ | Comments(7)

Community Contents Center (コミュニティ・コンテンツ・センター)

とりあえず、このブログでは、日々丸山高弘が思いついた事を描き散らかしている。
その中には、いつか何かの名称で使われるんじゃないかな...使っていただいたらいいなぁ...的に、ネーミングやらコンセプトメイキングやら、時にはロゴマークづくりやらをしていたりする。

地域コンテンツのための活動拠点というイメージの名称として、こんなのはどうだろう

Community Contents Center
コミュニティ・コンテンツ・センター
(通称:ココセン)

僕としては、地域コンテンツを Local Contentsとか、Regional Contentsとかいう言い方ではなく、Community のコンテンツである...というイメージを強く持っている。なので、地域コンテンツセンターは、コミュニティ・コンテンツ・センターなのだ。

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ついでに言えば、このココセンの活動で、インターネット放送/ポッドキャストなどを行うチャンネルを

Communith Contents Channel
コミュニティ・コンテンツ・チャンネル
(通称:ココチャン)

という。
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by maruyama_takahiro | 2008-12-25 19:58 | 地域コンテンツ | Comments(25)

地域コンテンツが豊かである地域 2

「地域コンテンツ」が豊かであることで、実はいろいろな現象が起こり始める...と、予想している。

 1)地域に対する関心が高まる
 2)地域の本当の底力を持つことになる
 3)自分の足下と世界がつながっていることを感じられる
 4)地域に住まう人と人とがつながり始める
 5)そのつながりが、実はとてつもない力になる

等々...本当の意味で[市民が知ること]がとてつもない力になることを実感することになる。

私たちは過去の出来事に対してすら十分に知り得ていない。ましてや今どこで誰が何を決めているのかを知る事は...まずない。だからこそ、過去に対しても関心を持ち、その地続きである現在に対しても関心を持つ...そのためにも「地域コンテンツ」が果てしなく豊かであることが望まれる。
プライバシーや肖像権、著作権の問題はもちろん存在しているし、それらを無視するつもりはない。しかし、そのためにとらわれて何よりも大切な事が失われてしまうようなことがあれば、そこは戦ってもよいところではないかと、私は思っている。

「地域コンテンツ」が豊かであり人々が共有できる環境をつくることは、ひいては地域の力を高め、そこから国や世界の本当の力を高めることにつながる...と、思っているのだが...誇大妄想だろうか。
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by maruyama_takahiro | 2008-12-24 23:19 | 地域コンテンツ | Comments(0)

地域コンテンツが豊かである地域

それは決していわゆる観光資源であるとか、風光明媚な土地柄であるとか...とは別の尺度で、「地域コンテンツ」が豊である「地域」は、豊かなのだ...ということが、いずれ判ってくる。
この金融危機(経済災害)が、仮に総理の言うように全治3年だとしても、その後のリハビリには10年以上はかかると思っている(日本のバブル崩壊後の失われた10年よりも治癒には時間がかかるとは思おうのだけれど...)。まさにそんな時にこそ、地域のコンテンツを豊かにしておく必要がある(...と、僕は考える)。

それは裏路地の写真でもいい、公園で遊ぶ家族の写真でもいい、あるいは絵やイラストや、その土地で作った音楽でもいいし、頑張って映画やショートムービーでもいい。その土地その地域に、どれだけたくさん人による多種多様な地域のコンテンツが生み出されることが、その地域の豊かさにつながっていく。

それは経済の治療やリハビリだけではなく、地域を見直すことへの治療でありリハビリにもなっていく...と、思うのです。そういう意味で、僕は「地域コンテンツ療法」があるような気もしているんです。
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by maruyama_takahiro | 2008-12-24 19:20 | 地域コンテンツ | Comments(0)

地域コンテンツの《価値》

古い写真には《価値》がある...という言い方をすることがあります。また、今撮影した写真も、年月を減ると《価値》が出てくる...なんて言い方をすることもあります。

では、その《価値》について本当に評価しているのだろうか...と、考え込んでしまうのです。古い写真をみて、多くの人は《価値》を感じているのですが、どれほどの《価値》なのかは、誰も言ってはいない。

実のところまだ、古写真などの地域コンテンツに《価値》づけを行っている人はいない。古美術品や骨董品、掛け軸や古文書などには、それなりの経験を持った鑑定士が《価値》づけを行う。そういうテレビ番組もある。
いつのことだったかその番組で、山梨県・韮崎市の保坂さんという方が父親である保坂嘉内と同級生であった宮澤賢治が交わした書簡が出展された。それについた《価値》は、1億8千万円。まあ実際に現金化することはないだろうが、そのくらいの《価値》があるものだという評価にはなったと思う。

 ・宮澤賢治のハガキ・手紙73通 なんでも鑑定団

これからデジタルアーカイブ活動を広めるにあたり、一枚の古い写真も、そこに何が写っているか、誰が写っているか、誰が撮影したものか...等々のメタデータにも相当する情報が付加されると同時に、その一枚の古い写真に対して、相応の《価値》をつける必要があるのではないか...と考えている。

 それに《価値》がある...というのであれば、どれほどの《価値》なのかを、納得いくカタチで評価する人・機関・仕組み...があればいいなぁ...と、思うのです。それによって、お蔵にしまわれている昔のアルバムですら、相応の《価値》が生まれる。もちろん、一般的な価値がなくても、家族にとっては貴重な一枚...というのもあるだろう。

 しかしながら、デジタルアーカイブを担うものとして、本当にどれくらい《価値》があるかを、一般の方々に分かりやすく伝えるためにも、[古写真の鑑定]が必要であると、僕は思うのです。
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by maruyama_takahiro | 2008-12-15 23:11 | 地域コンテンツ | Comments(2)

地域コンテンツのマーケット

僕は「地域コンテンツはマスマーケットだけではない」と、考えています。

シンポジウムも無事終了し、むしろ次の一手、その次の一手に注目(?)が集まりそうです。
ただ、昨日のシンポジウムでは、政策側、放送局や新聞社側とどちらかといえば、コンテンツを持っているメディアからのお話しが多かったですね。そんな中でつなぐNPOの山本理事長のお話しは、次への展開のための新たな視点を提供していただいたように思います。

さて、
シンポジウムの中で、テレビ山梨さんやつなぐNPOさんが取り上げていた「ころ柿」のコンテンツは売れない...というような発言がありましたが、そのときはっきり気がついた事は、今日登壇された方々は「地域コンテンツをマスマーケットで捉えているなぁ」ということです。世界遺産の映像やスペシャル番組などは、そこだけ切り出してもDVDなどのパッケージとして販売できるものはあります。それは書籍の出版と同様なマスマーケットがあるんです。それは否定しません。しかしながら「地域コンテンツ」に関しては、マスマーケット的なコンテンツだけでなく、極めてプライベートなマーケットが存在していると思っているのです。ただ、まだそのプライベートマーケットに応える商品もサービスも登場していません。僕としては次の一手としてそこに応える商品やサービスの開発に向けた取り組み(何が課題で、どう解決して、商品化し、提供する)が必要かな...などと思っています。

地域コンテンツのプライベートマーケット
事例その1
「おばあちゃんののど自慢」
 歌を歌うのが好きだったおばあちゃん。そういえば、おばあちゃんはテレビののど自慢に出た事がある。その時はビデオに撮っておけなかったが、親戚が集まった時にぜひ見てみたい。お誕生日に孫からプレゼント...とか、法事の時に想い出をふりかえるために...とか。

事例その2
「私の履歴書」
 就職活動(就活)、結婚活動(婚活)に使うために、以前私がチラッと写っている番組があった。その時は録画しなかったけど、たしかインタビューにも応えたような気がする。私が写っている部分だけでいいから使わせていただきたい。

事例その3
「商工業支援」
 飲食店などで、お店を紹介した雑誌や新聞の切り抜きが壁に貼られていたり、ラミネートして大事にされていたりします。技術的には動画もその部分だけクリッピングできる時代です。ぜひ、うちの工場、うちのお店、うちの宿を取り上げてたいだいた部分だけ使わせていただきたい。レポータの方によるインタビューやスタジオからのコメントなども含めて「うちのお店を紹介している部分だけ」が欲しい。できれば、その部分だけでも、うちのホームページで見てもらいたい。

プライベートマーケットの特徴としては
・その映像を見たいという人は少数限定
・その映像を欲しい、使いたいという人はテレビに出た事を自慢に思っている
・多少のお金を払ってでも、ネット上などでその部分だけをいつでも見れるようにしたい
・ただ現状では著作権法等でダメだと言われているが、私が写っているところだけなのに、なんでダメなのか理解できない

考えれば、もうちょっといろいろな特徴は出てくると思いますが、このプライベートマーケットに応える商品化が実現させることで、特に『その3』にあるように、多くの観光業者、商工業者でお客さんが増えることにもなり、産業支援、地域活性化にもつながる。

地域コンテンツは、「歴史的な貴重な映像」という側面だけでなく、「私や家族がテレビに出た」に価値を感じているプライベートマーケットが存在していることに、注目しないと市場(いちば)をつくることはできないんじゃないかな...なんて思ったりします。
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by maruyama_takahiro | 2008-12-09 09:14 | 地域コンテンツ | Comments(0)

貴重な映像を後世に

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大盛況のうちに、無事修了しました。みなさんお疲れさまでした。
メールでの申し込みは、いうほど多くなかったので、どうかなぁ...と、思っていたのですがふたを開けたらそりゃもう大変。なんと100人を越える参加者になってしまいました。途中から来た方は立ち見状態....

それにしても、こりゃもう大変だ。
「地域コンテンツ」をカタチにし相応の成果を作っていかなければならない。
昨年のフォーラム、今回のシンポジウム...
そしていよいよ、実行の年を迎えることになりそうだ。

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NHK甲府の森花子さんの人柄に触れる事もできました。ありがとう

あ"〜〜....録音できてね〜〜 orz
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by maruyama_takahiro | 2008-12-08 22:48 | 地域コンテンツ | Comments(4)

「地域の話題」の市場をつくるシンポジウム

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『地域の話題』の市場をつくるシンポジウム
貴重な映像を後世に
〜山梨コンテンツの可能性〜


話題の豊富な地域ほど、魅力的でしかも活力があります。私たちは、山梨県内の「地域の話題」を、発掘し・保存し・流通させるための仕組みづくりに取り組みたいと考えています。

《参加無料 / 定員80名》
期日: 2008.12.8(月)
時間: 午後1時〜4時
場所: 山梨県立博物館 生涯学習室

プログラム
開会挨拶
 岡山淳(総務省 関東総合通信局長)
イントロダクション
 伊藤洋(山梨大学名誉教授
     山梨地域コンテンツ協会(仮称)設立準備会世話人代表)
基調講演
『総務省のコンテンツ流通促進政策について』
 石丸須弥子(総務省 情報流通行政局 情報通信作品振興課 課長補佐)
事例発表
『オンデマンドにおけるローカルコンテンツの将来の可能性』
 小原正光(NHKオンデマンド室 部長)
『活字、画像データのメディア展開』
  細内弘一(山梨日日新聞社 メディア企画局長)
『ローカル局の地域コンテンツ〜その課題と可能性』
 飯田秀實(テレビ山梨 取締役制作局長)
『県内130のツアーコースとガイドブックづくり・着地型観光「バス旅やまなし」』
 山本育夫(特定非営利活動法人つなぐ 理事長)
パネルディスカッション
テーマ『山梨コンテンツの発掘・保存・流通』
コーディネータ:
 伊藤洋(山梨大学名誉教授、山梨県地域情報化推進協議会副会長)
パネリスト:
 松隈天(NHK甲府放送局 放送部長)
 前澤哲爾(山梨県立大学准教授、全国フィルムコミッション連絡協議会 専務理事)
 小林是綱(NPO法人地域資料デジタル化研究会 理事長)
 石丸須弥子(総務省 情報流通行政局 情報通信作品振興課 課長補佐)

総合司会 森花子 (NHK甲府放送局アナウンサー)

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主催:総務省関東総合通信局、NPO法人地域資料デジタル化研究会
共催:山梨県地域情報化推進協議会、NHK甲府放送局、山梨放送、テレビ山梨
後援:山梨県、笛吹市、山梨日日新聞社、読売新聞甲府支局、毎日新聞甲府支局、日本経済新聞甲府支局、産経新聞甲府支局、山梨新報、関東ICT推進NPO連絡協議会、山梨県CATV連絡協議会、山梨県ケーブルネットワーク(株)、(株)デジタルアライアンス、山梨県情報通信業協会、関東情報通信協力会(順不同)

参加ご希望の方は、氏名、住所、連絡先(電話、FAX、電子メールのいずれか)をご記入の上、NPO法人地域資料デジタル化研究会宛に
FAXもしくは電子メールにてお申し込み下さい。 FAX: 055-262-5224 電子メール: sympo08@digi-ken.org
※申込に係る個人情報は、本シンポジウムの参加人数の把握、会場受付、シンポジウムに関する連絡等の目的のみに使用いたします。
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by maruyama_takahiro | 2008-12-08 13:00 | 地域コンテンツ | Comments(3)