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BRUTUS (ブルータス) 2011年 1/15号

BRUTUS (ブルータス) 2011年 1/15号 [雑誌]

マガジンハウス

本。


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by maruyama_takahiro | 2010-12-16 00:58 | 日々是電網 | Comments(0)

電子書籍ビジネス考察 「販売モデル」から「貸与モデル」へ

Amazon Kindle,Apple iPad…そして、SONY ReaderにシャープのGARAPAGOS…などなど、主だった電子書籍リーダーの役者は出そろった感(NOOKが日本に入って来ないのがちょいと気になりますが…)。これからいよいよ、電子書籍ビジネスの到来となりました。ただ、まだ各社模索中のようで、これといった決め手に欠く感じがします。

そんな中で、僕からの提案。

電子書籍の売り切りビジネスではなく、「電子書籍レンタル」をはじめてはどうだろうか。

例えば…
 販売価格がいくらであれ、1冊2週間 150円 とし、2週間経過すると電子書籍リーダーから削除されるなどの自動処理で、閲覧できなくなる…とか。

 月額固定(例えば600円くらい)とし、4冊までを一ヶ月閲覧可能とする。一ヶ月前に返却したら次にもう一冊借りる事ができるとか(一ヶ月経過した電子書籍は自動処理で閲覧できなくなる)。
 月額固定(例えば980円くらい)で、冊数無制限で一ヶ月閲覧可能とする。

などなど。従来型の販売モデルだけでなく、貸与モデルによる電子書籍ビジネス。
もちろん、会員登録による属性データ(年齢、性別、住所、嗜好など)の属性つきの書籍利用マーケティングデータも得る事ができる。

というわけで、電子書籍ビジネスは従来の印刷製本された書籍ビジネスをモデルとするだけでなく、レンタルビデオやダウンロード映画などのビジネスモデルも参考にすると、良いと思うんだ。

ただ…そういうビジネスが流行ると、図書館はどうしたらいいのか…ちょっと困ってしまうかもね!
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by maruyama_takahiro | 2010-12-13 01:56 | 日々是電網 | Comments(5)

「写真を貯える」があれば

ブルータスの最新号、テーマは「写真はもっと楽しくなる」

 ・ブルータス - brutus 699

目次を見ながら、僕が欲しい内容はココには無い…ということも判った反面、僕が欲しいものが言葉になってきた。

 「写真を貯える」

だ。デジタルアーカイブという言葉を使う前に、ケータイ電話で写真を撮影でき、デジタルカメラも安価にあって来た今日、個人であって、数千枚、数万枚のデジカメ写真を撮影できる時代になってきた。ブルータスの目次は魅力的なのだが、僕がここに欲しいなぁと思ったのは「写真を貯える」ということなんだ。

これは、現在出版されているどんなデジタルカメラ、デジタル写真関連の書籍や雑誌でも、ほとんど取り上げていない。プロの写真家であっても、数千枚数万枚の写真をどう「貯える」かについては、まったく言及するに至っていないのだ。

 写真を貯える

 ・いかにして貯えるか
 ・貯えた写真をどうするのか
 ・写真を貯える意義は何か?
 等々。

…と、いうわけで…

 「写真を貯える」ことこそ、デジタルカメラ/デジタル写真時代に必要なことだ…と、思うのだが…。
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by maruyama_takahiro | 2010-12-02 19:19 | 日々是電網 | Comments(0)

今なら間にあう HTML5

カーリルレシピは、ひとつのマーケティングのためのテストケースとして使える…なぁ。レシピで作ったページへのアクセスは、やはりひとつのマーケットがある…とみることができる。

 ・今さら聞けない facebook(カーリルレシピ)

3日程度で、640越えの閲覧回数。これはもうひとつの需要があるんですね。
そして、第2弾

 ・今なら間にあう HTML5(カーリルレシピ)

昨日開設して、すでに120越え。どこまでアクセス数を伸ばしてくれることか。期待してます。

Google API Expertが解説するHTML5ガイドブック

羽田野 太巳 / インプレスジャパン



HTML5を書き出してくれるウェブサイト作成ソフト。デジタルステージのBiND4はおススメです。

BiND for WebLiFE 4 スタンダード Macintosh版

デジタルステージ

BiND for WebLiFE 4 スタンダード Windows版

デジタルステージ


公式サイト担当になっちゃった図書館員のみなさま。HTMLの基本は身につけておく事にこしたことはありませんが、こうしたソフトを使ってみるのも…おススメですよー!
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by maruyama_takahiro | 2010-10-08 12:29 | 日々是電網 | Comments(0)

コンテンツの3つの形態

メディアとコンテンツについて書いた…ついでに書いてみる。
今日は、コンテンツの3つの形態がある…ということ。

結論から言えば、コンテンツには以下の3つの形態がある。

 情報:知的コンテンツの中でも一番シンプルな形態。
 知識:複数の情報から、新しい価値をうみだす形態。
 物語:多種多様な情報や知識をつなぎながら表現する極めて寛容なコンテンツの形態。

ということができる。

【情報】
情報とは情状報知の略語である。これは僕の自論ではあるが、ここでは情報を極めてシンプルなコンテンツの形態と捉えている。出来事を見たまま、聞いたまま…そこには解釈や判断は含まれない。そのまんま。例えば『◯○とは△△のことである』といったような、いわば辞書に掲載されるようなモノコトの記述であると捉えてもいい。そこにあるのは思想や哲学ということではなく、むしろ物事に対する言葉の付与、言葉の定義と割り切っても良いくらい。情状報知的な例を上げれば『敵陣地には、戦車2台、歩兵およそ200人』といった事実のままを表現するコンテンツを指す。

【知識】
複数の情報の組み合わせから、何らかの価値や意味づけなどが付与されたコンテンツ。いわゆる『知恵』というのはコンテンツそのものではなく一種の解法のようなものである。それに比べて『知識』は、『◯◯とは△△のことであり、□□とはこのような関連を持つ』そのことから、「◯◯が__すると△△と□□にはこのような理由で、以下のような影響がある」といったコンテンツ。推論や因果関係などなど、一つひとつの情報を組み合わせ関連づけることによって表現されるコンテンツを指す。

【物語】
情報や知識に比べて、包容力があり表現のバリエーションにかけても群を抜いているコンテンツの形態。多種多様な種類の情報や知識を、ゆるやかに…そして意味や価値や因果関係や、その他多くのことばを用いて表現されるコンテンツ。そこには時間も空間も存在していながら、それらの時空間にすら囚われずに表現できる力強さ(優柔不断さ)を兼ね備える。しかも、論理的につじつまがあわなくても表現としては成立する。

「情報」に関しては地球上のあまねくほとんどの生物は外界からの刺激を情報として受け取り、反応行動をとる。また一部の生物は経験的に学習していることを考えればそこには「知識」があると考えられる。
 しかしながら「物語」となると、これは人間特有の情報行動である。
 物語を語る人、物語を聞く人、それを文字で表現したり、本というメディアに記録され運ばれる。また母から子へ語り継がれる物語もあれば、大自然の声を伝える物語やあの戦争の体験を語り継ぐ物語もまた存在する。

 以前このブログでも書いたことがあるが、データベースのひとつのモデルとして、「ナレーショナル・データベース」もいずれ出てくるのでは?と書いたことがある。従来のデータベースではあまりにも、データベース構造(フィールド)が重要である一方で、情報相互の関連づけ(つながり)を表現できるものではなかった。それに対して「ナレーショナル・データベース」は、物語をデータベース化できるシステムとしてイメージしている。
 リレーショナルデータベースが、各種マスターとなるテーブル構造を主キーで関連づける。同一テーブルには同一形式のデータを何万件も入れる事ができても、別のテーブルをその中に含めることはできない。それに対して「ナレーショナル・データベース」は多種多様な情報を関連づけながら記述することで、柔軟なデータベース構造をつくることができる。

 物語の持つ柔軟性、フレキシビリティもさることながら、人間は小さいうちから物語を欲し、本を読んでもらいながら、テレビや映画を見ながら…そのような「物語を摂取」していたりする。人から「物語」を取り上げたら生きてはいけないだろうな…と、思えるほど。

というわけで、コンテンツには「情報・知識・物語」の3つの種類がある。
これは、将来の図書館が「本」といった物理的な物体を扱う館から、メディアという言葉を取り入れた後に、コンテンツセンターとして機能するための基本的な考え方になる。

繰り返しになるが、あえて書き留めたい。

 「物語とは極めて柔軟に情報・知識・物語を組織化できる情報組織法である」

と。
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by maruyama_takahiro | 2010-08-22 01:13 | 日々是電網 | Comments(0)

Narrational Database (ナレーショナル・データベース)

ひとまず、コンセプトとして。
リレーショナル・データベースからナレーショナル・データベースへ。

図書館員は、もうちょっと「物語の持つ力」に気がつかなければならない…と、思うよ。
本の専門家ならば、書店にも、取次にも、ブックカフェやブックコンシェルジュなどすでにたくさんいます。新刊書や人気のある本に関しては、書店や取次にはかないません。
図書館人はもっと本質的な存在…すなわち、「情報・知識・物語の専門家」を目指す必要があるんじゃないか…と。

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by maruyama_takahiro | 2010-08-09 12:45 | 日々是電網 | Comments(0)

知のエコシステム Knownledge Ecosystem (手続きコピペ&感謝の還元:例001)

example001

例えば、こんな図を描いてみました。
FCP: formalities copy & paste 手続きコピー&ペーストに対応したサイトやアプリ、プラグインなどを経由したデータは、必ず[権利の所在][還元方法]に関する属性データを保持しなければなりません。
また、この規格に対応したワープロやDTPソフトなどは、編集中はもちろんのこと、編集後に電子書籍フォーマットに書き出す際にも、この属性情報を保持していることが必要です。それによって電子書籍が正しい参照や引用を行っていることを証明することになり、販売(二次利用の販売)が可能になります。

また、その電子書籍が購入された場合には、その代金の一部が[感謝の還元情報]に基づき、もとの権利者に還元される仕組みです。

これによって、[正しい手続きのもとで著作物が二次利用され、元の権利者にも還元される]という仕組みが生まれます。

また、電子書籍からは[何を参照したか、引用したか、二次利用したか]などの情報を常に見ることができるとともに、引用元からは、この著作物が[どのようなコンテンツで利用されたのか]を把握することができます。いわばブログのトラックバックのようなものです。
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by maruyama_takahiro | 2010-07-13 01:54 | 日々是電網 | Comments(4)

ページをめくりながら雑誌記事を探す(紙よりもiPad有利?)

先日、雑誌に掲載してあった…はずの…記事を探す、ということをおこなっていてちょっとした新しい体験をした。

雑誌記事の記憶というのはとてもおもしろいもので、
・ページの右上のほうに…、赤っぽい写真といっしょにあったような…
・たしかこんな見出しだったような…
と、紙面の[位置]や[配色]などで記憶している場合が少なくない。
その、『どっかで見たんだけどなぁ』記事を後から探すという行為は、なかなか大変だ。
手法としては、すべてのページを高速でぱらぱらとめくりながら、記憶していた場所に記憶していた色合い(雰囲気とでもいいましょうか)に合致したものを探さなければならない。

このときのポイントは、なんといっても…
 ページをめくる早さ
にかかっている。

これが、いちど iPad の電子雑誌でページをめくった感覚があると、紙のページをめくることが、実はとっても重労働であったことを再確認できる…と、いう体験をした。
iPadで画面(ページ)に指を充てて、上・下・右・左に移動させて次の画面を表示させる操作を[フリック]という。iPadの電子雑誌ではこのフリック操作でページをめくるのだ。これを使えば1動作で次のページを表示させることができる。これに比べ、紙の雑誌のページめくりは少なくとも2つの動作が必要。[ページを持ち上げる…しかるのち…反対側にページを降ろす]。ゆっくりと読んでいるときは気にならない動作であっても、雑誌の紙面から該当する記事を探すとなると、この動作がとってもまどろっこしい。

将来的には、電子雑誌にも記事検索機能がつくので、それを使えば紙とは比べ物にならないくらい素早く検索できるのだろうが、それ以前の検索機能を持たない電子雑誌であっても、該当記事を探す操作は、iPadの方が上である。

…ただ、残念なこともある…
探している記事が、どの雑誌にあったのか。人間の記憶は、雑誌の大きさ/重さ/紙質なども記憶しており、物理的な紙の雑誌のほうがそれは把握しやすい。これに関してはiPadの電子雑誌は、ぜ〜んぶ同じ重さ/カタチになってしまうのだ。
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by maruyama_takahiro | 2010-07-06 09:37 | 日々是電網 | Comments(0)

知のエコシステム Knownledge Ecosystem (手続きコピペ&感謝の還元)

知のエコシステム

(画面をクリックして、拡大表示でご覧下さい)
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by maruyama_takahiro | 2010-07-04 19:16 | 日々是電網 | Comments(0)

知のエコシステム Knownledge Ecosystem (その4、5)

Knownledge Ecosystem

ひとまずこの連載は、5つのパートで出来てます。
今回はOUTPUTとCONTROL

OUTPUT:出力
 他者のコンテンツを引用も含めた二次利用しつつ、EDIT:編集によって作成された[私のコンテンツ]は、自家消費しているうちは、まぁ多少データにつじつまがあわないところがあっても許されますが、これを、MARKET:市場に出して、配布するとなると有料・無料を問わず、データに整合性がなければなりません。ここは「知のエコシステム」が成立する上で重要なこと。

 私の作ったコンテンツは、他のこのようなコンテンツを二次利用しています。

が崩れていては、配布も販売もできません。ということで、OUTPUT:出力に必要な要因としては

・二次利用情報が成立しているかの確認
 (もし、編集途中で二次利用情報が崩れてしまった場合は、[再手続き]処理によって、もう一度引用元を洗い出しながら、正しい手続きである[二次利用情報]を、コンテンツに埋め込む作業を行う。

・配布用フォーマットにエキスポート
 再配布のためのフォーマットが、Kindle用なのか、ePUBなのか、PDFなのか、WORDや他のフォーマットなのか…等々によって、出力させる。

・MARKET:市場に[出荷]する。

食の市場をみればわかることだが、農家がいきなり市場に持っていくこともあれば、[農協]のような団体を通じて出荷することもある。また加工食品メーカーなどの法人も市場に出荷する。電子書籍時代においては、出版社はたぶんそんな位置づけになる。個人が電子書籍を出荷してもいいだろうし、出版社を通して出荷してもいい。

そして、購読者がそのタイトルに対して、無料ならそのまま。有料ならば対価を払って、コンテンツを購読し…それが、INPUT:入力として大きな「知のエコシステム」の循環が出来上がる。

ワンポイント
「知のエコシステム」においては、二次利用元に対する 1)権利の所在属性と、2)ライセンス課金属性が含まれる。これにより[自著]がいくばくかの金額で売れた場合、そこで使用した二次利用著作物のライセンス課金情報によって、二次利用した権利者のもとに[感謝の還元]が行われることとなる。
 ひとつの著作物が、二次利用として使われれば使われるほどその著作者に、ちゃんとただしくお金がめぐってくる。そんな感じだ。
 権利の所在情報やライセンス課金情報は、かなり個人の要望を反映した、様々なカタチを実現できるものである必要があると思うが、それでも、こうした[手続きコピペ]と[感謝の還元]が組み込まれることで、『知のエコシステム』は、大手のメディア企業だけでなく、市井のアマチュア個人であっても、そのエコシステムの循環の中で、自分の「知」を貢献させることができる。

 最初に、「食」の流通と似ていると書いたが、もう一方で エコシステムという名称のとおり、生態系と生物多様性のありかた…「命」の多様性と循環とも似ている。一部の巨大生物だけが生き残るのではなく、むしろ変化に対応した大小様々な生物=「知のカタチ」が棲息し、そこでこの『知のエコシステム』が持続可能な社会を作り上げていくのではないだろうか。


そして、最後の
Control:制御
 これは[私]という存在。私という存在からみれば、常に自分を中心に(?)この『知のエコシステム』は回っている。

 ・正しい手続きの元手のコピー&ペースト(二次利用)
 ・感謝の還元

 これは何も、ひとつの閉じた生態系である必要はない。一部には[権利管理団体]を作る必要がある…みたいな議論もあるようだが、そこはちょっと違う。様々なプラットフォームがあり、様々な課金システムが存在してよいと思う。ただし共通API仕様に基づくシステムである必要がある。

というわけで、とても大雑把ではあるが、『知のエコシステム Knownledge Ecosysytem』の循環は、同じ平面をぐるぐると回っているのではなく、回る毎に螺旋状に上昇していくイメージがある。それは「人類の叡智」がいっぽいっぽさらなる高みを目指していく…そういう姿の反映なのだ。

(ひとまず、ここまで)
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by maruyama_takahiro | 2010-07-04 09:56 | 日々是電網 | Comments(0)