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主権在民の民主主義国家において「住民参加」という言い方は...

どこか変じゃないですか?

どうもそのあたりに引っかかりを感じているんです。
図書館法にある「図書館協議会」のあり方に感じる“変な感じ”に良く似ているんです。

最近、「民主主義」の本質を子どもでも分かるくらいに、平易に説明している本を探しているのですが、見つかりません。憲法や政府や法律や制度などは、かなり詳しく書いてあるのですが....
もうちょっと言わせていただければ、「大人が子どもたちに民主主義の本質を正しく伝えるために使える本(絵本や紙芝居でも可)」が見つからないのです。

さらにいえば、このあたりのことがクリアできないと、根本的には公共図書館の存在すらも正しく本質的なことを伝えることができないように思うのです。
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by maruyama_takahiro | 2008-11-30 18:25 | ひとりごと... | Comments(5)

READポスター

ALA(アメリカ図書館協会)が、読書推進と資金調達の一環として展開中の“READポスター”。これがいよいよ日本に上陸しました。山中湖情報創造館では、昨年のジュニアライブラリアンと一緒に作った『読も!』ポスターとあいまって、国内で初めて本格的なREADポスターの導入となりました。
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とりあえず、僕が実験台になりますが、ジュニアライブラリアンたちや、村内においては、商工業や観光業などの地域活性化とも連携できるREADポスターを展開しちゃおうと思っています。

【参照】
 ・ALA
 ・ALA Store
 ・Celebrity READ Posters

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ニュースリリース

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参加者募集用

【実は...】
 READポスターを国内で最初に始めたのは、山中湖ではなく、愛知県碧南市の図書館なのです。ただそれは、ヤングアダルトが描いたイラストがメインで、サイズもA5サイズなのだそうです。ですが、図書館大会の時に見たREADポスターを参考にして、自館で取り組もうとした試みには、キャッチアップ精神を感じますね。

 ・Readのページへようこそ! 碧南市立図書館
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by maruyama_takahiro | 2008-11-29 23:48 | 図書館ゲーム/プログラム | Comments(0)

公共図書館におけるシビリアンコントロール的なもの

「市民の図書館」とか「みんなの図書館」という言葉は、これまでの公共図書館のあり方の中で、実にたくさん語られてきた。また、知る権利を保障する場所であり民主主義のための基盤としての施設であり機関であることも、実に良く語られてきた。

しかしながら、公共図書館における最高意思決定機関が存在していない以上、制度上は現場の独走も可能である。いつかの航空幕僚長の論文ではないが、文民である政府が統制する「シビリアン・コントロール」的な存在が、公共図書館にあるのだろうか。

図書館法で規定されている「図書館協議会」は、条文を3つも掲げながら、実際にはなんら力を持たせる事の無い制度である。これをこのままにしていては、民主主義の基盤どころか、市民の図書館でもなければ、みんなの図書館であることすら制度上は保障できていない...そんなことに気がついてしまうと、これまでの図書館に関する議論がむなしく感じてしまうほどだ。

【図書館法より抜粋】
(図書館協議会)
第14条 公立図書館に図書館協議会を置くことができる。
2 図書館協議会は、図書館の運営に関し館長の諮問に応ずるとともに、図書館の行う図書館奉仕につき、館長に対して意見を述べる機関とする。
 第15条 図書館協議会の委員は、学校教育及び社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者並びに学識経験のある者の中から、教育委員会が任命する。
第16条 図書館協議会の設置、その委員の定数、任期その他必要な事項については、当該図書館を設置する地方公共団体の条例で定めなければならない。


条文をみると、
 図書館協議会の設置は条例で定めるほど、公式な機関である。しかも学校教育や社会教育、家庭教育関係者や学識経験者などそうそうたるメンバーで構成されていなければならない...。にもかかわらず、ポジション的には、館長の下で館長に対して意見を申し述べることしかできないのだ。そしてたぶん今日的にはかなり形骸化しているという話を耳にする。

 僕は今後、図書館の管理運営に関する議論(直営、業務委託、指定管理者、PFI)をするなかで(いまだに民間委託是非論が出るのも...なんだかなぁ的ですが)、それ以上に地域のための公共図書館として最も肝心なこととして、図書館委員会(Library Board)の設置などを制度化し、最高意思決定機関を市民にゆだねることができなければ、直営だろうが指定管理者だろうが、本当の意味での公共図書館には成長していかないように思う。

 ぜひこの事に関して、いろいろな方のご意見を伺いたい...と、強く思っている。
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by maruyama_takahiro | 2008-11-29 17:03 | ひとりごと... | Comments(0)

財団法人図書館振興財団

本家サイトが立ち上がるまでの勝手サイトです。
(公式サイトが立ち上がったら、deleteします)

詳細...
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by maruyama_takahiro | 2008-11-29 13:43 | これからの図書館 | Comments(0)

カレントアウェアネス

そういえば、図書館総合展のフォーラムに出ていたとかなんとか...

 11月28日(金)
 場所: 第2会場  時間: 10:30~12:00

 図書館員の「知」を活用する
 -カレントアウェアネスポータルとレファレンス協同DBを中心に-

 主催国立国会図書館
 講師 堤 恵
    大貫 朋恵(国立国会図書館関西館 図書館協力課)
 フォーラム番号28-2

【参照】
 ・第10回図書館総合展(2008-11-26~28)で発表しました。 国立国会図書館
 ・図書館員の「知」を活用する-カレントアウェアネス・ポータルの場合 PDF
 ・カレントアウェアネスポータル 国立国会図書館

聞いてないよぉ〜...。でもちょっとうれしいかも。会場の写真も見ましたが、こんなに多くの方の前で...ちと恥ずかしい。(^_^;

堤様へ
ご多忙とは存じますが、ぜひお時間をつくって、当館まで遊びにきてくださいね。
これからも、クールで、エキサイティングで、プロボケイティブな出来事を紹介してください。
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by maruyama_takahiro | 2008-11-29 11:01 | 日々是電網 | Comments(0)

論文執筆

昨日、図書館総合展の最終日に横浜に向かう電車の中で、タイトルがまとまりました。

 持続可能な公共図書館サービスのための指定管理者制度の運用
 〜日本型ライブラリー・ボードによるガバナンスモデルの考察〜

とまぁ、こんな感じです。

図書館法の改正時に付帯決議が追加され、「指定管理者制度の導入による弊害についても十分配慮して、適切な管理運営体制の構築を目指すこと」と明文化されているのだが、指定管理者制度は、都道府県市町村毎・同じ自治体内でも施設毎に同じパターンは無いといえるほど、すべて違う制度運用がとられている。
ただ、いくつかの事例の中に、米国に見られる地域住民によるガバナンスを持った図書館運営ができるスタイルがあることに気がつく。
 戦後の日本の公共図書館においては、どういう訳か図書館長の諮問機関としての図書館協議会を法律に入れるだけで、米国モデルであるライブラリー・ボード(図書館委員会)の設置を法律に入れなかったのか...。これが日本の公共図書館の今日的状況を生み出してしまった、最大の欠点のようにすら思えるほどだ。
 そして、この「指定管理者制度」の運用方法によっては、100%米国型ではないものの、日本型のライブラリー・ボード(図書館委員会/図書館理事会)的な存在を、地域の公共図書館に持ち込むことができる。

 これから書き始めることにはなるが、こんなタイトルで、私や私たちがここ山中湖情報創造館で培ってきたノウハウともいえるものを、書き出してみたいと思っている。

 そしてさらに、図書館が民主主義の砦ともいわれる一方で、実は地域の公共図書館のあり方そのものが、「地域の民主主義度」を計るバロメータにすらなる可能性がある。
 そのキーワードは、図書館協議会ではなく、図書館委員会/図書館理事会すなわちライブラリー・ボードを設置できるかどうか...に、かかってくるように思うのです。
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by maruyama_takahiro | 2008-11-29 00:44 | これからの図書館 | Comments(2)

ライブラリー・インタープリテーション

Library Interpritation

自然公園などの場所で解説をしながら案内する人を、インタープリターと呼びます。
例えば、図書館を「本の森」というのなら、ライブラリー・インタープリターがいてもいいんじゃないでしょうか。
そういうことを、教えてくれる図書館情報学ってないものでしょうか?
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by maruyama_takahiro | 2008-11-28 21:34 | 図書館ゲーム/プログラム | Comments(2)

TEEN TECH WEEK -March March 8-14, 2009

次は、これかな。

 ・TEEN TECH WEEK ALA

可能な範囲ではありますが、キャッチアップしながら、図書館をさらに知的に楽しい場所にしていきたいと思っています。
ただ、まだまだ米国の図書館には、興味深いネタが埋まってますね。

あ、そうそう。
MIDWINTER MEETNG もやるんだった。
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by maruyama_takahiro | 2008-11-27 23:16 | 図書館ゲーム/プログラム | Comments(0)

図書館理事会 / 図書館委員会

【図書館委員会(としょかんいいんかい)】
(1) library committee
 英国の地方公共団体においてもっぱら公立図書館を所管する地方議会の常任委員会.英国の地方議会は、立法機関であるだけでなく,行政の執行に関しても権限と責任を持ち,議員は各常任委員会に属して,所管の行政活動を行う.図書館委員会は,図書館運営の基本方針,建設計画の決定,館長や職員の募集,採用等を行う.従来は図書館委員会があるのが通例であったが,「1972年地方自治法」による1974年の地方自治改革以降,委員会の整理や統合が進み,図書館委員会は減少し,教育,レジャー,文化,芸術等の委員会の所管になる地方公共団体が多くなった.

(2) board of trustees; library board
 米国のほとんどすべての公共図書館で採用されている管理運営機構の形態.当該地方自治体の統治機関によって任命されるか,もしくは選挙によって選ばれた,任期3〜6年の数名の原則無給のメンバーにより構成される.その中に置かれた常任委員会は別として,通常,月1回の会合を持ち,その公共図書館の管理と運営にかかわる基本方針について審議する,建前の上では最高の意思決定機関である.以前は図書館理事会と訳されることが多かった.
(「図書館情報学用語辞典」丸善より)



【図書館委員会(としょかんいいんかい)】
library committee, library board 公立図書館は,それを設置している自治体の全住民のものであり,アメリカ等の場合はその図書館のコントロールを,何らかの方法で指名した数人の住民代表の構成する委員会に一任している。そういう権限を委任されているのが図書館委員会である。

 図書館委員会の義務と責任は,
 (1)有能で的確な図書館長を採用する,
 (2)図書館の運営と計画に関する成文化された政策・方針を決定し採択する,
 (3)図書館の目標を決定し,図書館の計画を遂行するために,充分な資金を獲得する,
 (4)地域社会との関連において図書館の計画と図書館に対する要求を知り,諸基準と図書館の動向にたち遅れないようにする,
 (5)立案されたPR計画を決定し,支持し,実際に参画する,

などが挙げられる。これに対して図書館長は,委員会に政策・方針・計画・予算などの案を提出し,委員会で決定された事項を実行する。
 委員会のメンバーは,市議会または市長によって任命というのは普通であるが,州によっては公選されるところもある(『アメリカ大都市の公共図書館』日本図書館協会 1977)。
 イギリスでは議会の常任委員会の一つとして図書館委員会が設けられている。この委員会の役割は,図書館運営の基本方針の立案,建設改善計画の策定といった役割を持ち,館長・職員の募集・採用の権限を持つ。
(「最新図書館用語大辞典」柏書房より)


読めば読むほど、納得します。
こういう組織や仕組みが日本の公共図書館には必要です。
それは現在の図書館協議会(館長の諮問機関)とは、全く異なるものなのです。

※ちなみに、「図書委員会」とも異なりますので、お気をつけてください※
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by maruyama_takahiro | 2008-11-27 18:11 | 日々是電網 | Comments(0)

ALA グッズに囲まれて

26日からの図書館総合展(パシフィコ横浜)に、デジ研としては出展しておりませんが、縁あって埼玉福祉会様のブースにて、READポスターの普及活動をお手伝いしておりました。次は28日に横浜に行く予定。

それにしても、ALAグッズに囲まれた一日でした。
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by maruyama_takahiro | 2008-11-27 01:16 | これからの図書館 | Comments(0)