<   2009年 04月 ( 64 )   > この月の画像一覧

出版社破綻…なぜ海外市場を狙わないのか…

この記事を、ちょっとばかり関心をもって読んでいた。

 ・相次ぐ出版社破たん、出版不況を抜け出す術はあるか エキサイトニュース

日本の出版社は、
 1)国内市場のみを対象
 2)取り次ぎを中心とした委託販売(返本ってすごいのよ)
 3)再販価格維持制度
...ということで、実はけっこう[保護]されてきた業界なんだと思っています。それが、国内市場の伸びが鈍化していったから...という理由で破綻するのはなんとも痛ましいことである。

すでに多くの方に周知の事実であるのが、
 「日本のマンガやアニメやゲームは世界マーケットがある」
 「日本に訪れる観光客を観ると“和の文化”に非常に高い関心を持っている」

つまり、欧米だけに限らず周辺アジア地域においても、「日本の文化」を欲しているマーケットがあると思うのですが...そこには手を出さずに店をたたんでしまう...それでいいのかなぁ...と、思うのですよ。
たぶんほとんどの日本の小説や絵本、マンガなどは現地の出版社へのライセンス供与で展開しているのだろうが、日本の出版社が海外進出して誰に文句をいわれるのでしょう。調べてみると、ベネッセ(厳密には出版と教材の会社)は、自社がアジアに進出していると聞く。

日本の自動車もカメラも電化製品も、マンガもアニメもゲームも、最近では「映画」ですら海外市場に打って出ている。出版業界だけが国内マーケットでもがいているのは...どうなんだろうな。
[PR]
by maruyama_takahiro | 2009-04-30 21:55 | ひとりごと... | Comments(3)

公式サイト、着々移行中。

ぜ〜んぶ出来上がってから移行...ではなく、まず移行し徐々に入れ替えるという方法をとりました。
なので、前のウェブサイトはそのまま[旧版]として存在してます。

 ・山中湖情報創造館公式サイト

今回のリニューアルでは、以前にも書きましたが

 1.ウェブサイト構築のプロでなくても更新が可能
   BiND for WebLife* を使うことで、一定のスタイルやデザインに限定されてしまうが、完成度の高いページをつくることができる(正直、いまから職員にHTMLレベルからトレーニングするのはあまり得策とは思えない)。それでもHTMLを〜という意見では解決すべき手段と目的をはき違えていると思う。

 2.Googleを組み込む。
   BiNDでページを更新するだけでなく、要所要所で、Googleの機能を取り入れている。
   Blogger, Googleドキュメント、Googleカレンダー、YouTube...など。

 3.2を組み込んだページは、Gmailアカウントで更新ができる。

というわけで、図書館サイトの新しいカタチになるのかなぁ...という感じております。
これが吉とでるか...それとも....

しばらくざっくざくと移行しております。
[PR]
by maruyama_takahiro | 2009-04-30 21:44 | 山中湖情報創造館 | Comments(3)

おススメ「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」

草なぎ君つながりで、観てしまった。

 劇場版「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」 Wikipedia

不覚にも...泣けた。ほんとなんだよ。ウワサには聞いていたんだけどほんとにクレヨンしんちゃんで泣けちゃうのだ。
というわけで、この秋が楽しみになってきました。

 ・劇場版「BALLAD 名もなき恋のうた」
  主演・草彅剛、ヒロイン・新垣結衣、監督・山崎貴。
[PR]
by maruyama_takahiro | 2009-04-29 21:27 | まるちゃんの趣味 | Comments(1)

誇示?

カレントアウェアネスの記事から

 ・JLA、知的財産推進計画2008の見直しに対しての意見書を公表

 この件に関しては、とても関心がある。意見書を読ませていただくと、2カ所ほど不思議な点がある。

【その1:ホームページのプリントアウトについて】
 知的財産戦略本部側の見解では
現行法に「企業活動を目的とする場合を含めて,インターネット上に公開された情報のプリントアウト」することに関する権利制限規定はなく,「紛争になったことはほとんどない」ことを理由に法改正を行わないことは,違法状態を容認することと同義と言える。
という。すなわち1)プリントアウトを違法とする法律はない、2)調査研究に限らず商用利用も含めて紛争(問題)になったことはない、という見解ですので、図書館としては歓迎こそすれ非難することではないと思うのです。ただ...あえて言わせていただければ...じゃぁ、これまでの見解はなんだったの?ということになるので、法律改正してもらわにゃ、体面誇示することはできない...とでも思ったのでしょうか。
 ということで、知的財産戦略本部としては「インターネット上に公開された情報のプリントアウトは現行法上なんら問題はない」ということなのですので、法律改正の必要もないし、図書館に限らず調査研究に限らすプリントアウトは違法ではない。ということなので、ここはそれを素直に歓迎していいんじゃないでしょうか。

【その2:フェアユースに否定的?】
図書館団体側としては、フェアユースを推進する側ではないかと考えていたのですが、
一定の方向性が得られるまでには相当な年月を要することが予想される。
という文言を書かれていることがちょっとばかり不思議な感じがします。フェアユースに対して否定的ではないものの...日本ではそういう考え方がなじむまでは相当の期間がかかる...とでも思っていらっしゃるのか...な? 図書館としては、権利者および権利者団体に対してフェアユースを説いてまわるべき存在じゃないのかなぁ...むしろ「フェアユースを戦って勝ち取る」くらいの意気込みがあってもいいように思うのですね。

それにしても...この団体における意見書にみられる《どちらかといえばネガティブ》と誤解されそうな姿勢は...いかがなものかと、思います。
[PR]
by maruyama_takahiro | 2009-04-29 17:05 | これからの図書館 | Comments(0)

新型インフルエンザ

フェーズ4になってしまいましたが、相変わらず

豚インフルエンザ

と記載するマスコミと、

新型インフルエンザ

と表記するマスコミとがあります。もうすでに、豚から人に感染するとか、豚肉の安全性がどうのこうの...というレベルではありません。人から人に感染するインフルエンザです。
毒性は弱い(と思われる)ようなので大量の死者がでることはない...とは、思いますが、すでにパンデミックへの道を歩き始めたように思います。
[PR]
by maruyama_takahiro | 2009-04-28 18:13 | ことば | Comments(0)

日本の図書館、日本の出版業界

日本の図書館には、洋書が少ない(けっして欧米ということだけでなく周辺アジア地域も含めて)ということを書いてみたが、実は「翻訳書」はたくさん存在している。
実際の統計データを調査したわけではないのだが、今国内で流通している「海外の翻訳物の図書」と「外国で現地言語に翻訳されている和書」との比率ってどうなんだろう...と思った。ハリーポッターは日本語訳されているが、他言語に翻訳されて出版されている日本の本ってどのくらいあるんだろう。

でね...ふとこんなことを考えちゃったんです。
カメラ、家電、自動車などは、世界市場でビジネスをしている。音楽や映画、アニメやゲームも世界市場でビジネスしている。それに比べて実は、書籍...すなわち日本の出版業界は、世界市場を相手にしていないのではないか...と。国内マーケットだけで独占禁止法の例外的対応である再販価格維持制度でビジネスしている現状が、むしろ昨今の出版不況を招いているのではないか...などということをね。

それに気がつかない...すなわち日本の出版物も世界市場でビジネスを展開しなければならない...いやむしろそこに大きな鍵があることに...まだ気がつかない一部の方と、そこにチャンスを見つけた一部の出版社とが、ここに来て...大きな分かれ道に立っているように思う。

日本の小説なども海外の出版社にライセンスするのではなく、自社の現地法人で勝負に出る...そのくらいのパワーを見せて欲しいと思うのです。日本のコンテンツ産業は、いま世界を相手にビジネスがはじまっていて、そこに乗るか乗らないか...で、はっきりと勝負がつく。
「日本の文化」に強く興味を持ち、あこがれている諸外国の人は少なくないし、日本のコンテンツをもって海外でビジネスし、その結果日本への関心を高め、観光などで来日していただく...そんな図が描けるように思うのですけど....

というわけで、日本の図書館が洋書(原書)を入れないということと、日本の出版社自身が世界市場でのビジネスはまだこれから...ということが、どこかでリンク(強い関連)をしているのではないか...な、と思ったりしているのです。
[PR]
by maruyama_takahiro | 2009-04-27 23:47 | ひとりごと... | Comments(0)

Eye-Fi (アイファイ) その後...

久々に...こういう思いを味わってます...え、買ったんじゃなかったの...って。
いや、こういう訳なんです

金額据え置きで、動画対応(YouTube, Flickr)、容量は倍の4GB

Eye-Fi Share Video SD型ワイヤレスメモリカード(動画対応版)

Eye-Fi
¥ 9,980



こちらは、価格が2,000円下がった....。

Eye-Fi Share SD型ワイヤレスメモリカード 日本版(正規品)

Eye-Fi Inc
¥ 7,980



正直、すごく便利ですし、使い勝手がよいのです。
おススメです。上のどちらでもよいので、ポチッとお買い求めください。


※個人的には....う〜〜〜...立ち直れない....
[PR]
by maruyama_takahiro | 2009-04-27 19:55 | 日々是電網 | Comments(0)

グーグル社と小学館が気になります

ビジュアル著作権協会や日本ペンクラブなどの対応にくらべると、大人の対応のようにみうけられます。

 ・Googleと小学館が和解へ? 異例の “小学館と関わる作家全員に和解案の郵送” 未来検索ガジェット通信


小学館さんでは、和解拒否は得策ではなく、和解に参加した上で著作権者としての主張をしていくと、自社の考え方を明示している点は、この文章をうけとった権利者側にも判断の基準となるものと考えます。インターネットがますます普及していく時代において、どちらの選択が正しのか...ネット社会ですから数か月後には明らかになると思います。

More
[PR]
by maruyama_takahiro | 2009-04-27 19:14 | これからの図書館 | Comments(0)

「…では」の守(かみ)

昨年、とある講演会で諸外国の(特にフィンランド)の図書館のお話しを伺った。
講師の方は開口一番「こういうのを、「ではの守」というんです」と言っておられた。
「◯◯では〜だった。」「△△では**なんです」という言い方。鼻につく方は鼻につくのだそうです....「米国の図書館では〜」「欧米の図書館では〜」「諸外国の図書館では〜」なんてね。

そんなことを、実はこの記事を読みながら思い出してしまったんです。

 ・書籍DB化、グーグルと和解拒否…日本の作家ら174人 YOMIURI ONLINE

グーグル側も著作権を無視しようというのではなく、こういう線で合意できませんか?という打診なのだ。それをむげに「和解拒否」とか「抗議声明」を発すると言うのは....それはビジネススタイルではないだろう...と、思うのですが。そんな記事の中で気になったことが2つ

【気になる点、その1:論点は内部資料としてのデジタル化も承諾が必要?】
 僕はてっきり、検索結果としてウェブページに著作物の一部を掲載することが問題なのかと思っていたのですが、実はそうではなく検索できるようにデジタル化する行為そのものが著作権侵害であるとしている点。すなわちこれは、グーグルに限らず、一般の図書館が内部用の検索データを作るためにOCRを使ってデジタル化することをも拒否していることになります。これってどれだけインターネット時代に逆行しているか、新しいビジネスモデルの芽をつみとるどころか、芽を出させない状況を作ってしまいかねないんです。いってみれば、公衆の前で裸になれば公然わいせつ罪ですが、家の中で裸になることも犯罪であるとするに等しいように感じます(ちょっと違う?)。他人の著作物を承諾も得ないまま公衆の面前に置くことは著作権侵害ですが、著作物そのものを公衆の面前に出す訳ではない範囲ならば、内部資料的にデジタル化し、OCRでテキスト化し、検索可能にすることに制約を加える...というのは、いかがなものなのでしょうか。

【気になる点 その2:論点は日米の図書館格差】
 そもそも、Googleブック検索の事業として取り組んでいることで、「グーグルブック図書館プロジェクト」の行為が著作権侵害に当たるとのことで、米国の作家が集団訴訟を起こし、その和解案が世界的なベルヌ条約加盟国に効力が及ぶ...という点である。

 そこで気になったのが、「米国の図書館は、それほど日本の図書を購入しているのか」というところなんです。逆な見方をすれば、「日本の図書館は、それほど諸外国の図書(原書)を購入していない」という事実との比較を考えれば、大きな疑問符が浮かんでしまいます。

 米国は多民族国家だから...などという意見もありましょうが、では日本が単一民族国家なのか...といえば、それは違いますよね。でも公共図書館(パブリック・ライブラリー)の状況をみると、どうも他国の方の利用はそう多くないように感じるのです。結果として資料要求もなければ、図書館資料として他国の原書を購入することも無くなる...考えてみれば、公共図書館が貸出のための利用者登録を、その自治体に在住在勤している人に限定していることも、こうした外国人の公共図書館利用を阻害している要因ではないか...とも勘ぐられてしまいそうです。米国の図書館を直接みてきた訳ではありませんが、日本人(米国においては外国人)の利用も寛容に受入る米国図書館の姿勢は、まだ日本の図書館が開かれた図書館とは言えないことを示しています。蔵書もまたしかりで、米国の図書館が日本語の原書を購入する比率に比べ、日本国内の図書館が米国をはじめとする諸外国の原書を購入していないのではないか...という疑問がふつふつとわいてくるのです。

---

ビジュアル著作権協会さんによる独自にグーグル社と著作権の交渉をすすめられるそうなので、その経過を追っていきたいと思います。

でもね...
あえて言わせていただければ、グーグル社に作られてしまう前に、日本国内の著作権団体さんご自身で、全文検索が可能なくらいのブック検索サイトを作ってしまえばいいんですよ。日本の技術力をもってすれば、けっして不可能なことではないんですけどね...たぶん。国立国会図書館でもぜひ取り組みたいと考えている訳ですから...。
[PR]
by maruyama_takahiro | 2009-04-27 17:57 | これからの図書館 | Comments(2)

CD「オーヴァー・ザ・レインボー」コニー・タルボット

オーヴァー・ザ・レインボー

コニー・タルボット / キングレコード



人が失敗を恐れず、その才能を開花させることができる世の中であって欲しい。
たぶん図書館が存在しているのは、そうした“人の持つ才能”“誰もが持っている才能”をキラメかせるためなんじゃないのかな。
僕はかつて図書館の仕事を始める前に、米国のとある図書館を使い始めたホームレスが、そこのライブラリアンから勧められる本を読みすすめていくうちに、ホームレスの立場からものを言えるジャーナリストになったというエピソードを知った。菅谷明子さんの書かれた「未来をつくる図書館」(岩波新書)においても、図書館で様々な情報と出会い才能を開花させた人の話が沢山とりあげられている。


それともうひとつ。
この国の作家や放送局などの対応に比べ、英国のこの番組はYouTubeに流したからこそ、世界規模の話題性とファンの心を掴んだのだよ(しかも権利者だけじゃない...あれよあれよと言う間にいろいろな人が流し始めている)。そのことにもっと気づきて欲しい。二次利用がどうのこうの...和解拒否だの声明文だのとやっていると...本当に危機的な状況にまでならないと気づかないのかなぁ....と、思ってしまうことも。
[PR]
by maruyama_takahiro | 2009-04-26 22:59 | おススメ | Comments(0)