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知のエコシステム Knownledge Ecosystem (手続きコピペ&感謝の還元:例001)

example001

例えば、こんな図を描いてみました。
FCP: formalities copy & paste 手続きコピー&ペーストに対応したサイトやアプリ、プラグインなどを経由したデータは、必ず[権利の所在][還元方法]に関する属性データを保持しなければなりません。
また、この規格に対応したワープロやDTPソフトなどは、編集中はもちろんのこと、編集後に電子書籍フォーマットに書き出す際にも、この属性情報を保持していることが必要です。それによって電子書籍が正しい参照や引用を行っていることを証明することになり、販売(二次利用の販売)が可能になります。

また、その電子書籍が購入された場合には、その代金の一部が[感謝の還元情報]に基づき、もとの権利者に還元される仕組みです。

これによって、[正しい手続きのもとで著作物が二次利用され、元の権利者にも還元される]という仕組みが生まれます。

また、電子書籍からは[何を参照したか、引用したか、二次利用したか]などの情報を常に見ることができるとともに、引用元からは、この著作物が[どのようなコンテンツで利用されたのか]を把握することができます。いわばブログのトラックバックのようなものです。
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by maruyama_takahiro | 2010-07-13 01:54 | 日々是電網 | Comments(4)

カーリル レシピ が、おもしろい!

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おもしろがってやってたら、こんなことになってしまった(嬉!
左右どちらも、僕が書いたレシピ!

みなさんにもお奨めします。カーリル レシピ

正直なところでいうと…(これはカーリルの存亡に関わる問題)…、ここで本の表紙をクリックして Amazon の画面に飛ぶのはいのだけれど、アソシエイトID(slib-22)は、カーリルさんのものなんですよね。たとえばこれを、月に200円(もちろん安い方がいいんだけれど)くらい払うと自分のアソシエイトID(図書館用につくったものもあるので)が使える様になる…とか…は、無理な相談でしょうか?

不明本や該当者不明の汚損・破損本などの補充用にポイントを貯めていたりするものですから…。

ぜひ、ご検討を。
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by maruyama_takahiro | 2010-07-12 23:51 | 図書館ゲーム/プログラム | Comments(0)

カーリルレシピ 「怪獣小説、ここにあり!」

日本最大の図書館検索サイト カーリルの新しサービス[レシピ]にこんなのをつくってみました。

 怪獣小説、ここにあり!

なるほど、これは面白い。
みなさんも、カーリルアカウントをとって、作ってみるといいですよ。
三冊からはじめるブックリスト…って感じかな。

ちなみに紹介した本は、

MM9

山本 弘 / 東京創元社


発光妖精とモスラ

中村 真一郎 / 筑摩書房


ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント

朱川 湊人 / 光文社



…実はほかにも、こんな「怪獣小説」があったりします…

小説・ウルトラマンティガ―白狐の森

川上 英幸 / オークラ出版


ゴジラ―小説 (1979年)

香山 滋 / 奇想天外社


怪獣文学大全 (河出文庫)

河出書房新社


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by maruyama_takahiro | 2010-07-11 09:55 | まるちゃんの趣味 | Comments(0)

ブックフェアに行ってきた。

なかなか時間が取れないなか、どうにか東京国際ブックフェアに行ってきました。
ブックフェアは相変わらずの大人気でした。やはりこの場所には[現金]を持って出掛けた方がいいですね。…いや、持っていかない方がいいのかな…普通の書店とは異なり、実際に出版社が直販している唯一の機会ですからね。

教育ITソリューションEXPOは…出展が多かったですね。びっくりしました。しかもほとんどが「電子黒板」…なんだかなぁ〜感はあったのですが、それ以上に驚いてしまったのが…デジタルな教材…誤解を恐れずに正直に言おう。

 この程度なら、かつてのCAIの時代から進歩が感じられない。

ということに、とにかく驚いてしまいました。これだけのCPUパワー、高解像度のモニタ/電子黒板等々を考えると、何でデジタル教材がこの程度なの?…とい思う。
そんななかでも、びっくりしたのは、インドの会社。DESIGNMATEだったかな。3D映像でまるで…映画「ミクロ決死圏」(古いなぁ〜)みたいな人体についての映像教材。そうなんだよ、映画「アバター」や様々な3D技術があるのだから…学習を助ける理解のためにできることって、もっとあるんじゃないかなぁ〜と、日本のメーカーに期待したいなぁ。

さて、本命のデジタルパブリッシングフェア。
やっぱり、iPad花盛りです。
電子書籍、電子雑誌を含めて様々なサービスがスタートしたなぁ〜って、感じですね。
Googleブックス、Googleエディションの説明を見ました。
興味深いですが、さて…これを公共図書館でどう取り込んだらいいのか…と、逆に迷ってしまいましたね。それ以上に、Voyagerブース。相変わらず荻野社長のプレゼンは聞きごたえたっぷり。InternetArchiveやOpen Libraryのお話しとか…興味津々。

そういえば…僕もFDのジュラシックパークを買った覚えがある。
電子書籍出版って、もうあのころから…あったんだよなー。

※ただ…やはり今はまだ、「紙の本をデジタル形式に置き換える」というところですね。ま、はじまったばかりだからしかたがないけど。この状態ではまだ「知のエコシステム」には…ならないなぁ。


【今日のおススメ本】

ブックビジネス2.0 ― ウェブ時代の新しい本の生態系

岡本 真 / 実業之日本社


電子書籍と出版─デジタル/ネットワーク化するメディア

高島 利行 / ポット出版


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by maruyama_takahiro | 2010-07-11 00:19 | ひとりごと... | Comments(0)

健康診断

今日、健康診断に行ってきました。
昨年末から母の癌の手術、肺気腫(その後肺癌)で亡くなった父…などがあったものですから、ここ数年お休みしていた健康診断に行ってきました。
家で検便して、病院で採血やら検尿やら胸や胃のレントゲンやら…とりあえず出た結果が…「太り過ぎですね」…って!そんなこと言われなくても…。

ちょっと冗談っぽく

「あなた、このままでは死にますよ。30年後には」

なんて言われたらどうしようか…なんてことを道すがら考えたりしました(ほほほ、30年後は79歳なので父より長生き)。
そう思った時、何よりもまず…僕はそのとき、どんなiPhoneを持っているんだろう? やっぱり臨終のそのときまで、なにかしらつぶやいているのかなぁ…なんてね。
僕がひょっとしたらまだ生きているであろうあと30年間の社会。そしてたぶん僕はもうこの世にはいない50年後の世界。

 僕が死んだ後の世界…って、いったいどんな風なんだろう。

 僕は、誰かに覚えていてもらえるのかな。

 僕が考えたことや取り組んだことは、死んだ後も誰かが引き継ぐんだろうか?

 僕は…僕が死んでからも生きている人たちに、何かを提供できたのだろうか…

などなど。
そして、ちょっと思っちゃったのは…

 僕は死ぬまでに、あといくつ職業を体験するだろう?

「図書館」であることにたいしたこだわりはないんです。もう一回り二回り上位の概念、情報・知識・物語を提供したり創ったりするところ…、そんな感じがいいなぁ。

プロフェッショナル 仕事の流儀〈13〉

日本放送出版協会


尊敬するMITメディアラボ副所長 石井裕さんの研究コンセプトも、自分の死後も取り組まれている研究テーマを作り出すことなんだと…いう。それはそれはすごいことだ。
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by maruyama_takahiro | 2010-07-08 23:44 | ひとりごと... | Comments(2)

図書館資料の紹介サイト。

Amazonのレビューをはじめ、専門家が書き手となる紀伊國屋書店の書評空間やカーリルのレシピ…さらには、様々なブログ記事などを通じて、ひとつの[本]に対する書評や感想などは、実はネット上に思った以上あったりする。
そんな中で、あえて[図書館]が本を紹介する場合を考えてみたい。それはたぶん他のレビュー記事などと同じでよいはずがない。図書館ならではの伝え方、図書館ならではの書き方がある…そんなことを考えている。

これも、一館でやろうとするととても大変だが、地域の図書館が連携するとか、都道府県立図書館が音頭をとって各都道府県内の図書館が参加して、そうした[本]の紹介サイトを作っても良いだろう。あるいは、図書館の業務委託や指定管理者などを受けている企業や団体などが、そのスケールメリットを活かして、「本の紹介」サイトをつくるのも、けっこういいんじゃないかなぁ…と、思っていたりする。

今後、特に電子書籍の時代になればなるほど、人は「何を読んだらいいのかさっぱりわからん!」状態が進んでいくと予想され、毎年7万点以上も出版される図書、そこに電子書籍が加わるので…さらに増加する出版物から、自分が求めている内容に出くわすことは、かなり難しくなる。
なので、上記に上げた書評やレビューも、何かポータルっぽいサイトがあってもいいんじゃないかなぁ…などと考えていたりするのです。

松岡正剛の書棚―松丸本舗の挑戦

松岡 正剛 / 中央公論新社


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by maruyama_takahiro | 2010-07-07 01:59 | これからの図書館 | Comments(0)

ページをめくりながら雑誌記事を探す(紙よりもiPad有利?)

先日、雑誌に掲載してあった…はずの…記事を探す、ということをおこなっていてちょっとした新しい体験をした。

雑誌記事の記憶というのはとてもおもしろいもので、
・ページの右上のほうに…、赤っぽい写真といっしょにあったような…
・たしかこんな見出しだったような…
と、紙面の[位置]や[配色]などで記憶している場合が少なくない。
その、『どっかで見たんだけどなぁ』記事を後から探すという行為は、なかなか大変だ。
手法としては、すべてのページを高速でぱらぱらとめくりながら、記憶していた場所に記憶していた色合い(雰囲気とでもいいましょうか)に合致したものを探さなければならない。

このときのポイントは、なんといっても…
 ページをめくる早さ
にかかっている。

これが、いちど iPad の電子雑誌でページをめくった感覚があると、紙のページをめくることが、実はとっても重労働であったことを再確認できる…と、いう体験をした。
iPadで画面(ページ)に指を充てて、上・下・右・左に移動させて次の画面を表示させる操作を[フリック]という。iPadの電子雑誌ではこのフリック操作でページをめくるのだ。これを使えば1動作で次のページを表示させることができる。これに比べ、紙の雑誌のページめくりは少なくとも2つの動作が必要。[ページを持ち上げる…しかるのち…反対側にページを降ろす]。ゆっくりと読んでいるときは気にならない動作であっても、雑誌の紙面から該当する記事を探すとなると、この動作がとってもまどろっこしい。

将来的には、電子雑誌にも記事検索機能がつくので、それを使えば紙とは比べ物にならないくらい素早く検索できるのだろうが、それ以前の検索機能を持たない電子雑誌であっても、該当記事を探す操作は、iPadの方が上である。

…ただ、残念なこともある…
探している記事が、どの雑誌にあったのか。人間の記憶は、雑誌の大きさ/重さ/紙質なども記憶しており、物理的な紙の雑誌のほうがそれは把握しやすい。これに関してはiPadの電子雑誌は、ぜ〜んぶ同じ重さ/カタチになってしまうのだ。
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by maruyama_takahiro | 2010-07-06 09:37 | 日々是電網 | Comments(0)

知のエコシステム Knownledge Ecosystem (手続きコピペ&感謝の還元)

知のエコシステム

(画面をクリックして、拡大表示でご覧下さい)
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by maruyama_takahiro | 2010-07-04 19:16 | 日々是電網 | Comments(0)

知のエコシステム Knownledge Ecosystem (その4、5)

Knownledge Ecosystem

ひとまずこの連載は、5つのパートで出来てます。
今回はOUTPUTとCONTROL

OUTPUT:出力
 他者のコンテンツを引用も含めた二次利用しつつ、EDIT:編集によって作成された[私のコンテンツ]は、自家消費しているうちは、まぁ多少データにつじつまがあわないところがあっても許されますが、これを、MARKET:市場に出して、配布するとなると有料・無料を問わず、データに整合性がなければなりません。ここは「知のエコシステム」が成立する上で重要なこと。

 私の作ったコンテンツは、他のこのようなコンテンツを二次利用しています。

が崩れていては、配布も販売もできません。ということで、OUTPUT:出力に必要な要因としては

・二次利用情報が成立しているかの確認
 (もし、編集途中で二次利用情報が崩れてしまった場合は、[再手続き]処理によって、もう一度引用元を洗い出しながら、正しい手続きである[二次利用情報]を、コンテンツに埋め込む作業を行う。

・配布用フォーマットにエキスポート
 再配布のためのフォーマットが、Kindle用なのか、ePUBなのか、PDFなのか、WORDや他のフォーマットなのか…等々によって、出力させる。

・MARKET:市場に[出荷]する。

食の市場をみればわかることだが、農家がいきなり市場に持っていくこともあれば、[農協]のような団体を通じて出荷することもある。また加工食品メーカーなどの法人も市場に出荷する。電子書籍時代においては、出版社はたぶんそんな位置づけになる。個人が電子書籍を出荷してもいいだろうし、出版社を通して出荷してもいい。

そして、購読者がそのタイトルに対して、無料ならそのまま。有料ならば対価を払って、コンテンツを購読し…それが、INPUT:入力として大きな「知のエコシステム」の循環が出来上がる。

ワンポイント
「知のエコシステム」においては、二次利用元に対する 1)権利の所在属性と、2)ライセンス課金属性が含まれる。これにより[自著]がいくばくかの金額で売れた場合、そこで使用した二次利用著作物のライセンス課金情報によって、二次利用した権利者のもとに[感謝の還元]が行われることとなる。
 ひとつの著作物が、二次利用として使われれば使われるほどその著作者に、ちゃんとただしくお金がめぐってくる。そんな感じだ。
 権利の所在情報やライセンス課金情報は、かなり個人の要望を反映した、様々なカタチを実現できるものである必要があると思うが、それでも、こうした[手続きコピペ]と[感謝の還元]が組み込まれることで、『知のエコシステム』は、大手のメディア企業だけでなく、市井のアマチュア個人であっても、そのエコシステムの循環の中で、自分の「知」を貢献させることができる。

 最初に、「食」の流通と似ていると書いたが、もう一方で エコシステムという名称のとおり、生態系と生物多様性のありかた…「命」の多様性と循環とも似ている。一部の巨大生物だけが生き残るのではなく、むしろ変化に対応した大小様々な生物=「知のカタチ」が棲息し、そこでこの『知のエコシステム』が持続可能な社会を作り上げていくのではないだろうか。


そして、最後の
Control:制御
 これは[私]という存在。私という存在からみれば、常に自分を中心に(?)この『知のエコシステム』は回っている。

 ・正しい手続きの元手のコピー&ペースト(二次利用)
 ・感謝の還元

 これは何も、ひとつの閉じた生態系である必要はない。一部には[権利管理団体]を作る必要がある…みたいな議論もあるようだが、そこはちょっと違う。様々なプラットフォームがあり、様々な課金システムが存在してよいと思う。ただし共通API仕様に基づくシステムである必要がある。

というわけで、とても大雑把ではあるが、『知のエコシステム Knownledge Ecosysytem』の循環は、同じ平面をぐるぐると回っているのではなく、回る毎に螺旋状に上昇していくイメージがある。それは「人類の叡智」がいっぽいっぽさらなる高みを目指していく…そういう姿の反映なのだ。

(ひとまず、ここまで)
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by maruyama_takahiro | 2010-07-04 09:56 | 日々是電網 | Comments(0)

知のエコシステム Knownledge Ecosystem (その3)

Knownledge Ecosystem

EDIT: 編集
 松岡正剛氏によれば、編集には64もの技法があるそうだが、それを全部把握するなどとても凡人の私にはできない。だが、調理に置き換えて考えれば、煮る・焼く・蒸す・ゆでる・炊くなど、家庭料理の基本があるように、編集にも基本があると思う。デジタル系/インターネット系における「知のエコシステム」において、EDIT:編集は、この調理の基本のようなものである。

 ・方針を決める
 ・洗う
 ・切る
 ・素材をまとめる
 ・火を通す
 ・味付けをする

 これらが、ほぼ同時に行われ、最後に

 ・盛りつける(これは少しOUTPUTにもかかる)

 知のエコシステムにおける EDITは、まるで調理なのだ。

洗う: INPUTで集めてきた素材を、文字通り洗い直してみる。それは正しそうか、必要だろうか、どのように調理しようか…等々を、事前に考えるのだ。

切る: クリッピング&スクラップと同様に、どの部分を使うのか、使いやすい様に項目でまとめることはできないか。コンテンツの形態として[文章(テキスト)][写真][イラスト][図版]…さらには[動画の一部分]や[音楽]といった素材もあるかもしれない。

素材をまとめる>:様々なメディアから切り抜いてきた素材を、テーマでまとめてみたり、別々のデータを組み合わせてみたり…単独のメディアに掲載されたいたコンテンツも、他のメディアに掲載されていた同じテーマのコンテンツと並べてみると、見えなかったことが見えてきたりする。

火を通す:素材をそのまま[引用]として使うもよし、あるいは自分で租借し自分の言葉で記述するもよし、煮るなる焼くなり、蒸すなり炊くなり…たぶんこのあたりには松岡式64手法などが適用できるのであろう。

味付け:そして大事なのは、ただ単に切り抜きを集めただけではなく、自分なりの味付けが必要なのだ。観察・仮説を立てる・データを揃える・実証してみせる…等々。様々なメディアに掲載されているコンテンツを集め、それらを調理する中からみえてくるもの。あるいは、最初に立てた方針の下に自分なりの料理になるように素材を編集する/調理すること。

盛りつけ:これはOUTPUTにもかかってくる事だが、調理した料理を器に盛りつけることも大事。知のエコシステムの中での盛りつけ方には、大きくわけて、1)平面メディアとしての紙面づくり(※紙面と書いてはいるがディスプレイ上で平面として見せるもの)、2)動画、3)音声などがあるように思う。

…と、まぁこんな風に、「知のエコシステム」では、EDIT:編集=調理と考えて、既存の様々な知から、自分なりの新しい知の創造(編集)を行う過程を考えることが大切なんだなぁ。

(このつづきは、また後日
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by maruyama_takahiro | 2010-07-04 00:15 | 日々是電網 | Comments(0)