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横浜市立山内図書館への指定管理者制度導入採決

神奈川新聞(カナコロ)さんからの情報です。

 ・図書館への指定管理者制度導入、付帯意見付きで成立/横浜市会

ぜひ、横浜のNPOさんや市民団体さんに、指定管理者を取ってもらいたいものです。
いっそのこと、有力候補の企業さんがあれば、協同事業体という手もありますよ(これは最近の図書館の指定管理者のトレンドにもなってます)。地元の市民団体(図書館友の会とかNPO法人とか)が前面にたち市民のイメージする図書館像を描き、企業は玄人としてそれを実現する力となる...そんな役割分担。

指定管理者制度の《使い方》によっては、公の施設を本当の意味での[市民の施設]にすることも可能なんですから。
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by maruyama_takahiro | 2009-02-26 00:44 | これからの図書館 | Comments(1)

素人+玄人

こんなものをNHKでやるらしい。

 ・怪獣映画『ゲハラ』製作プロジェクト テレ遊び パフォー!

いわゆる視聴者参加番組で、たまたま みうらじゅん さんが「日本一カッコいい怪獣が見たい!」という個人的な希望で募集した作品にすごいのがあって、ここまでやったんだから映像で見た〜い!ということに発展してしまい、そりゃもう豪華スタッフ陣(製作総指揮は、あの樋口真嗣さん)をそろえて、時間的な長さこそ短いものの、信じられないクォリティの怪獣映画ができあがったそうだ(なんとかして、観たいものです)

さて、ここからが大事
みうらじゅん さんは、映画づくりのプロではありません。映画をつくることに関してはまったくの素人です。ただあるのは、「日本一カッコいい怪獣が見たい!!」「怪獣がでてくるすごいシーンが見たい!!」という気持ちがあるだけです。こういうシーンが見たいんだよね....という希望を、製作総指揮にあたる樋口真嗣さんに伝える...

そして、樋口真嗣さんは特撮映画づくりの玄人。みうらじゅん さんのイメージを実現するために、何を考え、何を用意し、どんな風に撮影し...云々カンヌん...を段取りよく手配し、実現する...実現できる。これが玄人。

僕自身も、ジュニアライブラリアンワークショップでも似たような手法をとっている。
子どもたちは、絵コンテや表現したいイメージを描き、それらをフィニッシュワークとして、パソコンを使って仕上げるために、大人がちょっとだけ手を貸して上げる。

さらに、こういうのもある。
 ・子供の描いた絵の続きをアーティストが描くとこうなる -GIGAZINE

すなわち

  「要望を出す素人」+「それをカタチにする玄人」

によって、望みがかなうのです(ある意味で「思考は実現する」といってもいいです...かね)。

****
さぁ、ここからが本題。

地域の図書館づくりにおいても実は同じなんじゃないかなと思っています。

 「こういう図書館であって欲しい〜」
 「こういう情報拠点であって欲しい〜」
 「図書館とか情報拠点なんてよくわかんないけど、こんなことができる場所があったらいいなぁ〜」

そんなことは、玄人である学識経験者や図書館などの専門家に聞くよりも、図書館に関しては門外漢の素人である住民のみなさんに聞いた方がいい。
 玄人は....玄人になればなるほど、図書館と聞いた時点で、[図書館]の定義であるとか、枠であるとか(個人的には『壁』だと思っている...すなわち似たような本のタイトルにもある「図書館の『壁』」)の中で《かくあるべき論》をいい始める。
 でもその図書館を必要とし、日々使うのは玄人の皆さん方ではなく、地域のみなさんなんです。地域の方々が、日々の暮らしや仕事や学びの中で、知識や情報を得るために何があったらよいのか...を考え、そのイメージを描き出す事のほうがよほど大事。そこではあえて「図書館」という言葉を出さないくらいの方が言い。

そして、それの希望要望イメージ...「こうあって欲しい像」ふまえて、玄人である側が、それらを実現に向けて、何を準備し、何をそろえ、どんなカタチでそれらを利用者のみなさんの前に提供できるか...そこに全身全霊をかけて能力を使わなければならない。

しかも大切な事は「こうあって欲しい像」それ自身が、図書館の基本方針であり目指すべき姿であるということ。だから米国の図書館には地元の素人さん数人が、図書館委員会となって基本方針を門外漢の人たちが決めていたりするのです(門外漢であるけれど、地域の図書館に対して「義務と責任」を負う覚悟を決めた方々です)。

日本の公共図書館のあり方の問題点があるとしたら、そんなところではないかな。

ほら、注文住宅を建てる時も、お施主さんはけっして「建築の玄人」ではないですよね。でも、自分が住まう家には◯◯があって、こんな感じで...なんていう要望を、プロである設計士さんに伝える。その設計士さんが、お客さんの希望を、絵にする。その絵をみて、家を建てるプロである施行業者さんが、資材を準備し、つくる段取りをきめて、基礎屋さんや大工さん、建具屋さんなど、それぞれのプロに発注をかける....

お金を出す人が、「私は建築の素人だから、ぜんぶおまかせします...」なんていうことは、まずない(そういう意味では設計士さんは、本来お施主さん側の人なんですよ)。

こんなイメージでいかがでしょうか。
図書館に対して、図書館の素人だから口を出せないことはないんです。
住民のみなさんこそ、図書館を建てる資金や職員の人件費を賄ってくださる大切な出資者(クライアントさんでありパトロンさん)さんなのですから。
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by maruyama_takahiro | 2009-02-23 11:10 | ひとりごと... | Comments(10)

地域の図書館に対する「将来にわたる義務と責任」の所在

これまで、指定管理者として地域の図書館運営に関わってきた(現在進行形)。
来年度が、第二期目の協定期間の3年目(最終年)ということもあり、未来の山中湖情報創造館の姿をイメージすることが少なくない。
そんな中で、僕が一番懸念することがある。それは

 「将来にわたり山中湖情報創造館に対して義務と責任を負うのは誰なのか」

ということ。指定管理者である私たちは、その協定期間において仕事をまっとうすればいい。行政においても、公務員さんは異動という制度があるのでそれを越えてまで義務や責任を負うものではない。議員さんにしても、首長さんにしても、任期があり、選挙によって選ばれる...という制度である。

そんな中で、立ち上げから関わってきた僕たちとしては、かりに継続しないことになったとしたら、いったい《誰》に《山中湖情報創造館》の《将来》を託したらよいのか....を考えたら...実はどこにも存在していないことに、ちょっと驚いている(愕然とした...と書いてしまうと問題がありそうなので...この程度の表現で)。

これはたぶん、図書館に限ったことではない...と思うのだけど、この国の公の施設においては「その時点での責任者」は存在していても、「将来にわたり義務と責任を担う人」は存在していないんです。ときおり、新しい図書館建設が話題になると、単年度の検討委員会などが開催されるが、本当に責任を負わない関わり方で、あれやこれやを言う組織に...いったいどんな意味があるのだろうか...と、思うこともある。

だから...よけいに、ニューヨーク公共図書館のように《単一の財団法人》による図書館経営のあり方を、魅力的に感じてしまう。
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by maruyama_takahiro | 2009-02-22 22:07 | これからの図書館 | Comments(5)

横浜市立図書館への指定管理者制度導入 可決

気になってます。

 ・青葉区・山内図書館への指定管理者制度導入案について 横浜市立図書館

 ・問われる図書館への指定管理者導入/横浜市会常任委、20日採決 神奈川新聞

 ・行政ファイル:横浜市立山内図書館の指定管理者制条例案が委員会可決 /神奈川


【参考】
横浜市立図書館

(雑感)
 まずは直営であることにこしたことはない...とは思うのですが、それでも
 1)直営による弊害(デメリット)
 2)自治体が財政緊縮の折り、図書館を聖域とできない事情
 3)民間の知恵や工夫の活用
 などを考慮した上での地方自治法の改正による「指定管理者制度」であることを考える必要があると思います。その上でサービスの質を落とさない創意工夫を活かすことを官民(住民を含む)で知恵を出し合うことこそが必要。
 少なくとも、100%公費のみでの運営では、資料費運営費ともに右肩下がりの時代に、どうやって持続可能な図書館経営に取り組めばよいのか...そのひとつの方法論が、指定管理者制度であると...考えて欲しいですね。もちろん、まったく別の解決方法があれば、それを対案として提言することも必要だと思います。
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by maruyama_takahiro | 2009-02-22 10:08 | これからの図書館 | Comments(0)

"ビジター"と"パトロン"

あえて、
図書館を利用する人を、"patron(パトロン)"とした英語圏社会。

それでもなお、
図書館を利用する人に、"利用者"という言葉しか当てられない日本語圏社会。
(そのまま英語圏的に訳したら、"user"なんだろうな...)

指定管理者制度の導入においては、この利用していただく方々に対する位置づけの違いを考えて制度導入(使い方)を考える視点が必要ではないかと、かなり強く感じている。

利用していただく地域住民のみなさんを、その施設では"visiter(ビジター)"や"user(ユーザー)"と捉えている公の施設における指定管理者制度の導入と、図書館のように"patron(パトロン)"と捉えている公の施設における指定管理者制度の導入とは、どうやら根本的に異なっているように思う。

そうは思いませんか?
(...こんなことを考えるのは僕だけだろうか?)
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by maruyama_takahiro | 2009-02-01 10:40 | これからの図書館 | Comments(0)

指定管理者のトレンド(?)

公共図書館における指定管理者制度の“使い方”(制度導入)に、いろいろな創意工夫がみられるようになりました。

 ・友の会がNPO化して指定管理者になり、有能な館長を採用(雇用)している事例
 ・地元のNPOを中心に、ノウハウを持つ企業がバックアップ(協同事業体)している事例

傾向としては、いきなりどこからか営利企業がボトンと指定管理者になるのではなく、地域の人たちが指定管理者としての義務と責任を負い、ノウハウの部分を企業によってサポートしてもらっている。

これはたぶん、図書館以外の公の施設では、まず考えられないことだと思う。それだけ図書館は地域の方々にとって大切な場所なのだといことを改めて感じる。

図書館友の会やボランティア団体が、指定管理者に名乗りを上げる事もできるし、指名された場合には、「有能な館長を採用し雇用」することもできる。これはすごいことだと思う。だからむやみやたらに反対するのではなく、ちょっと視点を変える事で日本の公共図書館のより理想的なあり方を実現することもできると思うのです。
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by maruyama_takahiro | 2009-01-31 00:36 | これからの図書館 | Comments(0)

「指定管理者制度」と[民営化」の誤解 〜とあるブログを見て眠れなくなった〜

相変わらず、「指定管理者制度」と「民営化」を誤解している記述に、どうしても一言いいたくなってしまう。

 ・文京区図書館の「民営化」 (かげうらきょうのブログ)

 ・図書館の民営化 (壊れる前に…)

 ・拙速な文京区の図書館民営化計画にストップを! (ubiqueer)

 ・文京区の図書館があぶない! (文京のよりよい図書館をつくる会)

用語の使い方が、ちょっと煽動的な印象があります。
そもそも「民営化」とは、日本国有鉄道が株式会社化されジェイアールになったりとか(JRの場合はさらに分割しましたが)、日本専売公社が日本たばこ産業株式会社 (JT) になったりとか、日本郵政公社が日本郵政株式会社になったりすことを指します。
これに対し指定管理者制度は、設置自治体による「指定管理者が行う業務」を担うことであり、民営化ではなく民間団体による業務代行なのです。

あまりにも、誤解のある書き方が横行していることに、一言二言いいたくなってしまいますね。

それと、《指定管理者=民間営利企業》だけではないのです。
NPO法人等の非営利団体であってもいいし、地方自治法上は個人でなければよいので二人以上の任意団体でも可能な制度です(設置自治体の募集要項の条件づけはあるでしょうが)。
なので、むしろその地域のNPO法人などの市民団体が、「民間企業にはやらせない」「わたしたちが担う」と声を上げることこそ大事なことで、特に公共図書館の場合は、指定管理者制度によって「市民の手による公共図書館運営」が可能になるのです。専門知識云々の話はむしろその指定管理者になった市民団体がプロの館長、プロの司書、プロの職員をスカウトする人事権だってあります。上記に登場する「文京のよりよい図書館をつくる会」さんご自身が指定管理者に名乗りを上げることもできると思うのです。それによって「文京のよりよい図書館」になるのであれば、かなりよい選択ではないでしょうか。

これは実は、米国のほとんどの公共図書館が採用している「図書館委員会 Library Board」的な役割を指定管理者が担うことができる制度なのです。館長の人事権、資金調達(公費+公費以外も)、広報活動、基本方針の策定等々...公共図書館における指定管理者制度の導入は、他の公の施設とはかなり性格が異なり、本当の意味での「地域住民のための図書館」にすることも可能な使い方ができるのです。
そういう意味で、ただ単に反対論を言うのではなく、指定管理者制度の導入において、本当に市民のため利用者のためになる導入方法(スキーマ)に対する提言が求められると思っています。

※図書館理事会/図書館委員会については、ここをクリックして、ご覧ください。米国の公共図書館におては、いかに地域住民主体で図書館運営がなされているかが、わかるかと思います。
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by maruyama_takahiro | 2009-01-22 02:08 | これからの図書館 | Comments(0)

公立図書館の指定管理者制度について

残念ながら、この制度の一方的なデメリット面を強調した意見に、かなり失望。
この一方的な見方だけを受け取ってしまう自治体や住民、図書館友の会関係者、図書館利用者の方々は、残念ながら真の「市民のための図書館」をつくる道を...自ら閉ざしてしまった...ように思う。

 ・JLA、「公立図書館の指定管理者制度について」を公表 カレントアウェアネス

 公立図書館の指定管理者制度について - 社団法人日本図書館協会
 http://www.jla.or.jp/kenkai/200812.pdf
(それにしても、テキストのみ2ページのPDFが、どうして10MB以上になるのか...不思議です。ちなみに、テキストを抽出して全く同じレイアウトでPDF化したら、なんと104KBで作れます。ほとんど、ダウンロードするなとでも言うようなファイルサイズですね。)

 国立国会図書館が、米国の図書館をリサーチしたことも、本当に必要な公共図書館の姿を伝えていることも...残念ながら届かなかったようだ。

 日本型のライブラリー・ボードは、図書館友の会のような利用者さんの中からNPOとして生まれ、そのNPOが指定管理者となれば、そこに「図書館委員会(Library Board)」となり、そのNPOの理事会が、方針をつくり、ミッションを遂行するための適任者である館長を採用することができる...そのNPOは削減される一方の公費を補填するためのファンドレイジングにも取り組めるし、ミッション遂行に力不足と判断したなら館長に対する人事権を持つ事にもなる。

 すでに図書館委員会(Library Board)によるガバナンスは出来上がっている米国において、図書館民営化をALA(米国図書館協会)が反対するのとは訳が違う。あちらのアウトソーシングは営利企業に対してのみである。日本はまだ本当の意味での住民自治による公共図書館運営はできていない(図書館法にある館長の諮問機関としての図書館協議会には館長の人事権はない)。だからこそ、この指定管理者制度の制度運用によって、日本型の住民自治による公共図書館運営が可能であることも、実はこの制度のひとつのメリットとなるのである。

 それにしても...残念だ。

※それとね、カレントアウェアネスって本来はTrackbackの機能がついているはずなんだけど...使わせていただけないのですか?

※それにしても...相変わらず「お役人様に陳情する市民」と「市民を信じてないお役所」の構図が屈強に存在している...民主主義って何なんだろう...なんて感じてます。
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by maruyama_takahiro | 2008-12-09 22:51 | これからの図書館 | Comments(0)

図書館理事会 / 図書館委員会

【図書館委員会(としょかんいいんかい)】
(1) library committee
 英国の地方公共団体においてもっぱら公立図書館を所管する地方議会の常任委員会.英国の地方議会は、立法機関であるだけでなく,行政の執行に関しても権限と責任を持ち,議員は各常任委員会に属して,所管の行政活動を行う.図書館委員会は,図書館運営の基本方針,建設計画の決定,館長や職員の募集,採用等を行う.従来は図書館委員会があるのが通例であったが,「1972年地方自治法」による1974年の地方自治改革以降,委員会の整理や統合が進み,図書館委員会は減少し,教育,レジャー,文化,芸術等の委員会の所管になる地方公共団体が多くなった.

(2) board of trustees; library board
 米国のほとんどすべての公共図書館で採用されている管理運営機構の形態.当該地方自治体の統治機関によって任命されるか,もしくは選挙によって選ばれた,任期3〜6年の数名の原則無給のメンバーにより構成される.その中に置かれた常任委員会は別として,通常,月1回の会合を持ち,その公共図書館の管理と運営にかかわる基本方針について審議する,建前の上では最高の意思決定機関である.以前は図書館理事会と訳されることが多かった.
(「図書館情報学用語辞典」丸善より)



【図書館委員会(としょかんいいんかい)】
library committee, library board 公立図書館は,それを設置している自治体の全住民のものであり,アメリカ等の場合はその図書館のコントロールを,何らかの方法で指名した数人の住民代表の構成する委員会に一任している。そういう権限を委任されているのが図書館委員会である。

 図書館委員会の義務と責任は,
 (1)有能で的確な図書館長を採用する,
 (2)図書館の運営と計画に関する成文化された政策・方針を決定し採択する,
 (3)図書館の目標を決定し,図書館の計画を遂行するために,充分な資金を獲得する,
 (4)地域社会との関連において図書館の計画と図書館に対する要求を知り,諸基準と図書館の動向にたち遅れないようにする,
 (5)立案されたPR計画を決定し,支持し,実際に参画する,

などが挙げられる。これに対して図書館長は,委員会に政策・方針・計画・予算などの案を提出し,委員会で決定された事項を実行する。
 委員会のメンバーは,市議会または市長によって任命というのは普通であるが,州によっては公選されるところもある(『アメリカ大都市の公共図書館』日本図書館協会 1977)。
 イギリスでは議会の常任委員会の一つとして図書館委員会が設けられている。この委員会の役割は,図書館運営の基本方針の立案,建設改善計画の策定といった役割を持ち,館長・職員の募集・採用の権限を持つ。
(「最新図書館用語大辞典」柏書房より)


読めば読むほど、納得します。
こういう組織や仕組みが日本の公共図書館には必要です。
それは現在の図書館協議会(館長の諮問機関)とは、全く異なるものなのです。

※ちなみに、「図書委員会」とも異なりますので、お気をつけてください※
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by maruyama_takahiro | 2008-11-27 18:11 | 日々是電網 | Comments(0)

指定管理者制度のこれから

これからの指定管理者制度においては、民間側がどれだけ本気で取り組もうとしているのか、住民へのサービスの向上を考えているのかが試されるようです。

例えば、指定管理者となった暁には、どの程度の[先行投資]を行い、協定期間内で利用料金や事業収入等での回収を計画しているかなどを設置自治体側は期待しているようです。

そこで、無料の原則の公共図書館ですが、法律で規制されているのは、飽くまでも[入館料]と[資料提供の対価]です。自治体側の施設や機材、財産に加えて、指定管理者が先行投資として何を持ち込むか、その投資分の回収を貸し館業務等での利用料金や自主事業での収益で賄うことができるか。企業としては利益があげられるか、非営利団体としては収支トントンまでいけるか...そのあたりの経営感覚が求められると思います。

原則的には、相応の投資がなければ、回収のメドも立たないことは、忘れてはなりません。指定管理者側が投資をしないでもよい...という時代は、そろそろ終わりそうな気がします。
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by maruyama_takahiro | 2008-08-22 01:05 | これからの図書館 | Comments(3)