タグ:指定管理者 ( 31 ) タグの人気記事

出版のご案内

もうじき出るそうです。

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図書館の活動と経営
「図書館の最前線」第5巻
大串夏身[編著]/犬塚まゆみ/大下直弘/田中榮博/柳与志夫 ほか
四六判 予価2,000円+税
2008年8月下旬書店発売予定

図書館法の改正や規制緩和によって図書館の経営は大きく変化している。住民と協働しながら図書館づくりを進めている市町の事例やPFI・指定管理者制度で運営に携わっている会社・NPOの取り組みを紹介して、現在の図書館経営の諸問題についての見取り図を示す。
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青弓社 近刊案内

公共図書館機能を持った公の施設の指定管理者として5年と5ヶ月。特に今では、いかにこの場所を、地域のみなさんが持続的に活用できる場所となるか...そのための仕組みづくりはどうすればよいのか...直営、業務委託、指定管理者などは運営形態でしかなく、本当に必要なのは「持続的成長モデル」としての仕組みづくりなんだと..つくづく感じております。
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by maruyama_takahiro | 2008-08-22 00:55 | これからの図書館 | Comments(0)

【掲載情報】「指定管理」 2008.7•8月

隔月刊(奇数月)発行の「指定管理 shiteikanri.jp」2008. 7•8月号に、以下の記事が掲載されました。

 情報収集と発信拠点として
 これからの図書館像を模索

 丸山高弘

どこかでお手にとることがありましたら、ぜひご覧ください。


※この雑誌の他の記事を読むと、いかにパブリックビジネスを成功させるか...という叡智に溢れていますね。NPOは非営利だから...に甘んじることなく、営利企業と肩を並べるだけの果敢なアタックが必要だと感じました。
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by maruyama_takahiro | 2008-08-14 10:46 | 山中湖情報創造館 | Comments(0)

成功のポイントは「先行投資」にあり ー指定管理者も先行投資を−

指定管理者制度を成功させるためのポイントである。

タイトルを書いてみて、実にあたりまえすぎて、腰砕けにも似た状態ではあるのだけれど、多くの指定管理者は、これがわからないままスタートしてしまった(ように思う)。
実際に僕自身、指定管理者の仕事をして5年目となるが、いまだに100%の確証までは至っていない。がしかし、かなりの確率でこれは正しいと思っている。しかもそれは、営利企業であろうと、非営利のNPO法人であろうと、このルールは同じではないか...と、思っている。

昨夜は、1年前にオープンしたナチュラルなレストランにて、地元在住のアーティストの方と、いきなり飲み会になった。その場所も施設内の一角に、この2ヶ月の間にいきなり誕生した場所である(オープンな空間に炭火ならぬ溶岩によるBBQができる)。

民間企業の基本は、事業の開始にあたり、ドドーン!と先行投資をする。数年かけてその先行投資分を回収しつつ、人件費を含めた経費をまかない、しかも利益まで出す。そのようなモデルで事業の持続性/継続性を生む。ビジネスモデルというよりもそれは、持続的成長モデルである。

民間企業ではあたりまえのこの考え方が、指定管理者制度では皆無に近い。しかし、いくつかの成功事例(持続的成長モデルのサイクルに入った指定管理モデル)に共有することは、行政からの事業費だけでなく、指定管理者自らが何らかの「先行投資」をしていることが揚げられる。それは、設備などの装置の場合もあるし、人材の育成という先行投資の場合もある(ひょっとしたら大規模なリフォームもあるかもしれない)。そうした事業者側による先行投資を、指定管理の協定期間中に、利用料金や自主事業等の売り上げなどによって回収するのである。協定期間後に先行投資と回収分をみて、利益がでていれば、大成功である(もちろん公共サービスとしての評価を得た上でですが...)。

すでに、東京都あたりでは、指定管理者からの事業提案として、先行投資に対する計画と協定期間中での回収計画などを提案する事業者も出てきていると聞く。

「公の施設」での「公共サービス」とはいえ、すでにこうした[持続的成長モデル]のための手法が作られてきているのです。公共図書館といえども、指定管理者制度をとるのであれば、事業者側の先行投資と回収のための事業計画が必要とされる時代になる...と、思うのです。

「文化的公共性を支えるための持続的成長モデル〜その投資と回収〜」

なんていう本があったら、多少高くても欲しいです。
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by maruyama_takahiro | 2008-08-08 09:32 | ひとりごと... | Comments(1)

指定管理者制度の使い方3

ひとつまえの記事で、「山梨県フラワーセンター・ハイジの村」を取り上げたが、こういうご指導は、いかがなものだろうか?

 ・人気コスプレ大会、県に苦言の電話1本で中止…山梨・ハイジの村 YOMIURI ONLINE

公序良俗に反するとは思えないし、そもそも「ハイジの村」と名付けた時点で、アニメのコスプレイベントは想定の範囲内だし、苦情の電話の内容も記事内で書かれているが、一年のうちのたった6回(1日×6回=6日)のイベントに対する1本の電話(これを苦情と取るか、県民のひとつの意見ととるか...)によって、指定管理者の行う事業に対する設置自治体側からの『ご指導』なのだそうです。

設置自治体と指定管理者は、契約行為ではなく協定書を交わすパートナーシップによって成立している制度であるはずなのに、記事中のコメントにもあるように、極端な公序良俗に反するような事業でないかぎりは、過剰反応というか...職務上の権利の用い過ぎではないだろうか。

【参照】
 ・ハイジの村 花と星空のテーマビレッジ
 ・ハイジの村BLOG

 
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by maruyama_takahiro | 2008-06-06 20:22 | ひとりごと... | Comments(0)

指定管理者制度の使い方2

山梨県内の指定管理者制度導入施設のお話です。

 ・ハイジの村 黒字転換 07年度
  指定管理者導入2年目 コスト大幅削減
山梨日日新聞

設置自治体による直接経営から、指定管理者による民間経営にすることで、こういう展開もできるのが指定管理者制度なのです。
同じく県内では「清里・丘の公園」が、県費の投入がなく、むしろ使用料として毎年1億5千万円を県に支払いながらも、3年目にして黒字経営になったとか。

図書館や博物館などの社会教育施設においては、単独館では黒字経営は難しいかもしれないけれど、なんらかの組み合わせによって、税金の投入を最小限におさえつつ、持続的な経営スタイルをつくることはできないだろうか...と、かなり本気で思っているのです。

 
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by maruyama_takahiro | 2008-06-05 23:55 | これからの図書館 | Comments(0)

指定管理者制度の使い方

5月30日は、山梨県公共図書館協会の総会とその後の研修会があった。
今回の研修会は、とてもよかったと思いました。

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「図書館利用者から一歩踏み込んで」 近江哲史(おうみ・さとし)

 図書館に対して、利用者の立場で見て考える視点を大切にしている方です。昭和8年生まれの近江さんご自身は、定年退職後

 1.ヘビーユーザー
 2.図書館ボランティア
 3.図書館協議会
 4.「本を読もう、流山」読書会
 5.NPO法人 ながれやま栞(理事)

 と、図書館の外側から、図書館を支援してこられた方で、わかりにくい図書館の世界に、「声ある利用者」として関わって来られた方です。
 そして最近では、「声ある利用者」の団体としてNPO法人を立ち上げられ、ついには、流山市立図書館の1館の指定管理者にまでなりました。

 6.図書館の指定管理者
   プロとしての図書館長や職員を採用する

 声ある利用者団体が指定管理者となることで、その目にかなったプロを採用して、現場の図書館に置くことができます。これは指定管理者制度を上手に使うことで、市民のための場所づくりを目指した、モデルケースだと思います。

 ある日突然市民の知らないところで指定管理者制度が導入され、市民の知らないところで公募があり、市民の知らないところで業者さんが指定管理者になってしまう...そんなことが少なくない制度の運用があるなかで、流山市における指定管理者制度の導入/運用は、「公の施設」を「市民の場所」にするためのとてもよい参考となると思います。
 このモデルが広がることを、期待しています。
 (それには、市民力が必要となることは言うまでもないことですが...)
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by maruyama_takahiro | 2008-05-31 18:36 | これからの図書館 | Comments(0)

解決すべき課題は何か...

大阪府の社会教育施設の多くは、ある意味でトップランナーである。
行き詰まった財政状況の中で、いかにして存続のために道を探し出せるか...いわゆる[大阪モデル]に取り組む、まさに最前線にいると思う。
そんな中で、開催されるこのイベントは、注目するものだと思う。

 ・今こそ、専門分野の司書・学芸員の“専門”を問う SENTOKYO

すでに多くの社会教育文化施設が、指定管理者制度に移行ずみである。それにもかかわらず、廃止や売却論が出てくることは、指定管理者制度に関心を持つすべての企業や団体は注目すべきである。そこにあるのは、そう遠くない将来の私たちの姿なのだから。

そんなところで考えてみたいのは、いわゆる施設の[管理運営]と[専門性]は、同じステージで議論できることなのだろうか...と。むしろこれらを別けて考えることで、社会教育文化施設は、もっと楽に維持存続できる道が得られるのではないだろうか。僕たちのNPO法人ではミッションの中に、『図書館・博物館等の学習施設の情報化およびサービスに資する事業』を掲げているが、特定の施設にこだわるものではない。むしろNPOの職員がその専門性をもって、必要とされる学習施設に赴くことだってできる(はず)である。


今月の『図書館雑誌』(日本図書館協会)では、「これからの図書館院制度」についての特集があるので、ぜひご一読いただきたい。なんといっても当館のホープも執筆に参加しているのですから。
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by maruyama_takahiro | 2008-05-20 16:52 | これからの図書館 | Comments(7)

いよいよ、立川

市民による勉強会が開催されている経緯は、それなりに耳に入ってきてます。

 ・図書館を民間委託へ 立川市 asahi.com

僕の中では、指定管理者制度に対する是非論は一応の決着がついているのだが、まだまだ一般的には、なじまない論が主流のようだ。

指定管理者制度によって、民間企業だけでなくNPO法人等の市民団体による管理運営も可能となることをしっかり考えるとよいと思います。行政による予測不能な人事異動環境の下で、どれだけ専門性を高めることができたかを考えてほしいな(司書としての専門職採用ならまだしも、多くは一般職採用なのですから)。

日本図書館協会の常世田良理事さんの発言も、判らない訳ではないのですが、
「指定管理者が派遣する従業員はアルバイト採用がほとんどで、3年未満で契約が打ち切られるケースが多い。これでは人が育たず、図書館の質の低下を招きかねない」
これにはちょっと反論したい。またこれは逆に図書館人材の育成は、もはや公共が担える状態にないことを意味していることを考えれば、今後は企業やNPOの社員/職員として、いくつもの図書館を渡り歩きながら経験豊かな人材を育成したり、その企業やNPO(ひいては市民団体)自身が、図書館の文化を支える担い手になっていく...という姿も描けるのではないでしょうか(理想論かな?)。

指定管理者制度は、その土地に暮らす市民によるNPO(市民活動)によって図書館運営を担うことも不可能ではない制度であることを、よ〜〜〜〜く、考えてみて欲しいと思います。
もうすでに、おまかせ民主主義の時代ではないことを住民は自覚しなければならない...と、思うのですが、いかがでしょうか。

 
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by maruyama_takahiro | 2008-05-17 14:59 | これからの図書館 | Comments(4)

ご来館、ありがとうございました。

NPO図書館の学校のセミナーにて、二度ほどお話をうかがい、機会があれば山中湖におこしいただけたらいいなぁ...と思っていた方に、ご来館いただきました。
キャリアもちょっと魅かれるものがありますが、現在取り組まれているテーマについての深い洞察力にも、さらに魅力を感じる方です。

 ・大阪市立大学大学院創造都市研究科准教授、永田潤子のウェブサイト
 ・見かたを変えれば錬金術〜永田潤子の日々 在りたきままに (ブログ)

先日の、指定管理者セミナーで話したプレゼンを使いながら、今僕たちが取り組んでいることなどをお話させていただきました。他の指定管理者制度を導入した施設とは異なり、「公共図書館における指定管理者制度」は、ほんとうに話が尽きません。指定管理者制度の話をしているうちに、現在の日本の公共図書館の在り方の課題の話になったり、山中湖の場合は運営母体であるNPO法人の経営と運営の話になったり....明日は千代田区に行かれるそうなので、図書館における指定管理者では、うちと違ういみで特殊事例ではあるとおもいますが、先生のご考察をお伺いしたいと思っております。

それにしても....先生のキャリアといい、なんといっても同い年ということもあって、これからもいろいろなご教授をいただきたいと、思っております。

(菅谷さんと永田さんが手を組んだら、日本の図書館界は本当に変わるかもしれない)
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by maruyama_takahiro | 2008-01-20 23:17 | お役目 | Comments(0)

指定管理者制度で公共図書館を

市場化の時代を生き抜く図書館―指定管理者制度による図書館経営とその評価
新谷 良文 / / 時事通信出版局
スコア選択: ★★★
指定管理者制度―文化的公共性を支えるのは誰か
小林 真理 / 時事通信出版局
スコア選択: ★★★★★
公共図書館に対する指定管理者制度導入に関しては、まずこの2冊を読んでいただければ、概略をつかむことができる(もちろん全てではない)。
特に「市場化の時代を生き抜く図書館」においては、現在そして将来にわたって公共図書館が直面する『右肩下がりの時代』において、直営・業務委託・指定管理者そして市場化テストの導入等、多様な経営形態をとるにしても、取り組まなければ生き残る事すらできない図書館の未来を描こうとしている。ここでは現状における認識を共有するとともに、「おそらくたぶんこういう試みをしてみることは有効なんじゃないかな」という、いわば[課題の顕在化]と[課題解決のひとつの方針]が描かれている。文章の中には、確実に未来を見据えているキーワードがちりばめられている。

 じゃぁ、具体的に教育委員会の現場で、直営の図書館として、業務委託で働いている人やそのマネージャーは、指定管理者で運営している図書館では...何に取り組んだらよいのか、その[ソリューション]はまだまだ、これからPDCAのサイクルの実施とたくさんの失敗を重ねなければならない。

 そういう意味で、僕たちは実験室のマウスにも似ている。
 過酷(?)な条件下で、どのように生き抜く術を見いだし、生き残るか...という点において、注目されている。

※...すでにハシゴをはずされているかも...なんて心のどこかで思っていたりして...※
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by maruyama_takahiro | 2008-01-07 14:31 | お役目 | Comments(0)