いつまでも、子どもの読書推進や読書感想文ばかりの現状に、ちょっとばかりうんざり感。もちろん、読書も大事なんだけど、それよりもっと根本的に子どもたち(いや、たぶん大人たちも)にとって、身につけなければならない素養(リテラシー)がある。 残念ながら、学校図書館も公共図書館も…自分事にはできていないみたいだ。 日本における「情報」教育はどちらかといえば、コンピュータを利用する…いわば《理系》。本来、いわゆるメディアリテラシーは国語に含まれ、こっちは《文系》。こんな風に分かれてしまったことが、不幸のはじまりなのかもしれないが、それを嘆いていてもしかたがない。 米国ではすでに1980年代後半から、コンピュータ利用教育に限定しない「情報の利活用能力向上」のための指針として「インフォメーション・パワー」が公開され、それに基づいた教育が実践されている。 特に、学校図書館をメディアセンターと位置づけ、学校司書がメディアリテラシーを担う専門家としても位置づけられている。 学校図書館と公共図書館が、今後なんらかの連携や協力体制をつくるにあたっては、そうした根っことなるような目標設定をふまえたうえで、それぞれの役割分担をはたし、結果としてこの国の将来を担う子どもたちが、情報利活用能力を向上させていけたら…と、願っているのです。
by maruyama_takahiro
| 2010-06-05 12:15
| これからの図書館
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