先日、雑誌に掲載してあった…はずの…記事を探す、ということをおこなっていてちょっとした新しい体験をした。
雑誌記事の記憶というのはとてもおもしろいもので、 ・ページの右上のほうに…、赤っぽい写真といっしょにあったような… ・たしかこんな見出しだったような… と、紙面の[位置]や[配色]などで記憶している場合が少なくない。 その、『どっかで見たんだけどなぁ』記事を後から探すという行為は、なかなか大変だ。 手法としては、すべてのページを高速でぱらぱらとめくりながら、記憶していた場所に記憶していた色合い(雰囲気とでもいいましょうか)に合致したものを探さなければならない。 このときのポイントは、なんといっても… ページをめくる早さ にかかっている。 これが、いちど iPad の電子雑誌でページをめくった感覚があると、紙のページをめくることが、実はとっても重労働であったことを再確認できる…と、いう体験をした。 iPadで画面(ページ)に指を充てて、上・下・右・左に移動させて次の画面を表示させる操作を[フリック]という。iPadの電子雑誌ではこのフリック操作でページをめくるのだ。これを使えば1動作で次のページを表示させることができる。これに比べ、紙の雑誌のページめくりは少なくとも2つの動作が必要。[ページを持ち上げる…しかるのち…反対側にページを降ろす]。ゆっくりと読んでいるときは気にならない動作であっても、雑誌の紙面から該当する記事を探すとなると、この動作がとってもまどろっこしい。 将来的には、電子雑誌にも記事検索機能がつくので、それを使えば紙とは比べ物にならないくらい素早く検索できるのだろうが、それ以前の検索機能を持たない電子雑誌であっても、該当記事を探す操作は、iPadの方が上である。 …ただ、残念なこともある… 探している記事が、どの雑誌にあったのか。人間の記憶は、雑誌の大きさ/重さ/紙質なども記憶しており、物理的な紙の雑誌のほうがそれは把握しやすい。これに関してはiPadの電子雑誌は、ぜ〜んぶ同じ重さ/カタチになってしまうのだ。
by maruyama_takahiro
| 2010-07-06 09:37
| 日々是電網
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