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電子書籍ビジネス考察 「販売モデル」から「貸与モデル」へ

Amazon Kindle,Apple iPad…そして、SONY ReaderにシャープのGARAPAGOS…などなど、主だった電子書籍リーダーの役者は出そろった感(NOOKが日本に入って来ないのがちょいと気になりますが…)。これからいよいよ、電子書籍ビジネスの到来となりました。ただ、まだ各社模索中のようで、これといった決め手に欠く感じがします。

そんな中で、僕からの提案。

電子書籍の売り切りビジネスではなく、「電子書籍レンタル」をはじめてはどうだろうか。

例えば…
 販売価格がいくらであれ、1冊2週間 150円 とし、2週間経過すると電子書籍リーダーから削除されるなどの自動処理で、閲覧できなくなる…とか。

 月額固定(例えば600円くらい)とし、4冊までを一ヶ月閲覧可能とする。一ヶ月前に返却したら次にもう一冊借りる事ができるとか(一ヶ月経過した電子書籍は自動処理で閲覧できなくなる)。
 月額固定(例えば980円くらい)で、冊数無制限で一ヶ月閲覧可能とする。

などなど。従来型の販売モデルだけでなく、貸与モデルによる電子書籍ビジネス。
もちろん、会員登録による属性データ(年齢、性別、住所、嗜好など)の属性つきの書籍利用マーケティングデータも得る事ができる。

というわけで、電子書籍ビジネスは従来の印刷製本された書籍ビジネスをモデルとするだけでなく、レンタルビデオやダウンロード映画などのビジネスモデルも参考にすると、良いと思うんだ。

ただ…そういうビジネスが流行ると、図書館はどうしたらいいのか…ちょっと困ってしまうかもね!
by maruyama_takahiro | 2010-12-13 01:56 | 日々是電網
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