なんとか無事に終了した『未来を拓く図書館のための1泊2日 Lib+Live 2005夏 -natsu-』でも話題になったのですが、やはり地域の情報拠点としての図書館の姿を作っていく必要性を感じて...ふと、丸山がいつからそんなことに取り組み始めたのか...を振り返ってみた。
とりあえず第一回 『清里博物誌 1988 HyperCard版』 紆余曲折な丸山の人生の中でも、1987年に購入したMacintosh Plusは、大きなターニングポイントだったと思う。丸山のパソコン歴で言えば、SMC-777C(SONY), PC-9801U(NEC), PC-9801U2(NEC)[実はオレンジ色表示のプラズマディスプレイといっしょにキャリングケースに入れて持ち歩いていたのだ]と、OSもCP/M, MS-DOSを使っていた丸山にとって、Macintosh OS(漢字Talk)との出会いは衝撃的でしたね。中でもビル・アトキンソン氏が開発したHyperCardは、「今までパソコンで何をしてきたんだろう」っと積み上げてきたレンガの壁ががらがらと崩れ落ちるような衝撃を受けましたね。 1986年当時、コンピュータグラフィックスの専門学校の職員を辞め、清里に移住し、八ヶ岳の麓で、パソコンを使ってなにか仕事をしたい...などと大それたことを考えていた最中に、HyperCardにであったものだから、それはもう大変なことでした。 そのHyperCardで作りたかったものが、清里の観光案内ができるスタック(HyperCardでつくるコンテンツ)だった。結局...完成することなく、協力してくれた方にもご迷惑をかけることになってしまったのだが、丸山が地域情報〜を言うときには、その「未完成に対する無念の想い」みたいなものがいつもつきまとっているのです。 当時、マルチメディア、HyperCard(ビル・アトキンソン氏)、ザナドゥ(テッド・ネルソン氏)など、インターネット夜明け前に実現されたハイパーテキスト。 きっと、丸山の原体験、原点なんだろうなぁ、と思い返しています。 それにしても、HyperCardもスタックも...いつのまにか使われなくなってしまいましたね。残念。パソコンミュージアムがあれば、きっと通って、HyperCardで戯れているかもしれません。
by maruyama_takahiro
| 2005-07-04 00:14
| 地域の情報拠点
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