図書館とはロールモデルと出会うところである。
なんて、言い切っちゃうつもりはありませんけど、どうもこの国には「ロールモデル(役割モデル)」に対する考え方が弱いような気がします。 この局面(ピンチ)に、あの人だったらどう取り組んだだろう/どう解決しただろう/どう決断しただろう...と、その人になったつもりで物事を考える。そんな人物を心の内に持つ事が、とても大事なのだと考えています。 子供たちに、将来の夢を聞くと、そのほとんどは身の回りで出会った大人なんです。お父さんやお母さん。保育園や学校の先生、怪我や病気をした経験を持つ子はお医者さんや看護婦さん等々、直接出会うことがあった人たちだ。 ところが、世の中には物理的には出会えない人も多い。いや、出会えなかった人の方がはるかに多い。歴史の中にはそんな人物が沢山いる。学校の歴史の教科書の中では、どうしても[名前]だけの人物でしかないものが、小説やドキュメンタリーの中では実に生き生きと描かれる。そんな人物と出会える場所って、図書館くらいなのだ。もちろん誰それ資料館と特定の人をテーマにした施設もあるが、バリエーションからいえば、図書館にまさるところはありません。 そう。 図書館は、本と出会う場所だけではなくて、そうした歴史上のあるいは空想上の人物たちと出会い、そこで私自身の役割モデルとなる人物(人でないこともあるので...う〜ん「意思を持つ者」とでもしましょうか)と出会うこと。その者の考え方/生き方/決断の仕方/行動などなど。 読書は物語りだけを読み解くのではなく、その登場人物たちから、自分にとっての[ロールモデル(役割モデル)]を見つけたり出会ったりする事でもあるのではないか...なんて、そんな読書活動のススメがあってもいい。 そんな風に思っています。 何か、『図書館プログラム』として開発できそうですね。
by maruyama_takahiro
| 2007-09-14 09:30
| これからの図書館
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