昨日から、OECDによるPISAの結果がどうのこうの...という記事を目にする。国語、数学、理科のすべてにおいて、順位が下がったことが指摘されているが、これはすでに3年前のテストでも結果が出ていたにも関わらず、有効な手段を取ってこなかったことが原因だと思う。例えばそれは、韓国や香港や台湾の動向をみれば、国策として手が打てることを感じる。
さて、その中でも読解力はますます下がっているのだが、これに対して、文字活字文化活動の拠点でもある図書館において、何ができるのかを考えている。 そんな中で、以前このブログでも取り上げたが、このプログラムを日本でも導入してはどうだろうか。 ・Accelerated Reader 日本語で取り上げられているブログやホームページはこんな感じ。 ・【Cream Cheese Crab Dip】 子供の英語力(渡米後1年3ヶ月編) Chicago きっちん ・SAN JOSE通信Vol.98 読書感想文などを書かせるよりも、図書の内容をきちんと理解したかを問うことが大切だと考えている。そしてなによりも、学年に合わせた読書よりも、SAN JOSE通信にもあるように、個人個人の[ARレベル]に合った本を選ぶことが奨励されることが、必要なのだと思う。これは脳科学者の茂木健一郎氏も指摘している。脳の成長には、あんまり簡単でもダメ、逆に難しすぎてもダメ。脳にとってちょうど良い難しさを与えることが必要だと。個性を尊重するって、こういうことなのではないだろうか。小学6年生だからこの本...というのではなく、その子(の脳)にとって、もう少しやさしい本から始めるのがよい...とか、いやこの子はもうちょっと難しい本でなければ脳のためにならない...とか。そうした一人ひとりへの対応が、その子どもの能力を開花させることに繋がるのではないだろうか。そして、おどろくべきことに、Accelerated Readerは、一人ひとりの能力にあったプログラムとなっている。 日本の教材会社さま。 どうか、日本版Accelerated Readerを展開してください。この国の未来がかかっているんです。
by maruyama_takahiro
| 2007-12-06 01:43
| これからの図書館
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