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ジャーナリズムとメディアリテラシー

ジャーナリズムについて辛口の文章を書いてしまったが、送り手側の問題だけでなく、受け手側にも問題はある。なんの疑いもせずに報道される事を鵜呑みにしてしまうことにも少なからず問題はあるのだ。
『メディアリテラシー(媒体素養)』は、あふれる情報を受け取る社会の中で、最終的には自己判断で世の中を見なければらないことに、気付かされる。

かつてNIE(ニュースペーパー イン エデュケーション:新聞を教育に)に対して、僕は全面的には賛同できなかった。そこには新聞で報道される事から学びを得ることを増長させており、新聞で報道されることに権威づけが意図されているからだ(もっとも、最終的には新聞の購買に結びつけるものであることは言うまでもないが)。だが、最近のNIEにはメディアリテラシー的な要素も含まれているようで、新聞を100%信用するのではなく、自らも疑問を持ち、別の情報源をあたってみることが大切であると。

毒入り餃子ではないが、どんなに安心安全と思っていても、最終的には自分の身は自分で守らなければならない。「変な味」と思ったら自ら吐き出すことができる。そんな素養が必要なのではないだろうか。
by maruyama_takahiro | 2008-01-31 20:24 | 日々是電網
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