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解決すべき課題は何か...

大阪府の社会教育施設の多くは、ある意味でトップランナーである。
行き詰まった財政状況の中で、いかにして存続のために道を探し出せるか...いわゆる[大阪モデル]に取り組む、まさに最前線にいると思う。
そんな中で、開催されるこのイベントは、注目するものだと思う。

 ・今こそ、専門分野の司書・学芸員の“専門”を問う SENTOKYO

すでに多くの社会教育文化施設が、指定管理者制度に移行ずみである。それにもかかわらず、廃止や売却論が出てくることは、指定管理者制度に関心を持つすべての企業や団体は注目すべきである。そこにあるのは、そう遠くない将来の私たちの姿なのだから。

そんなところで考えてみたいのは、いわゆる施設の[管理運営]と[専門性]は、同じステージで議論できることなのだろうか...と。むしろこれらを別けて考えることで、社会教育文化施設は、もっと楽に維持存続できる道が得られるのではないだろうか。僕たちのNPO法人ではミッションの中に、『図書館・博物館等の学習施設の情報化およびサービスに資する事業』を掲げているが、特定の施設にこだわるものではない。むしろNPOの職員がその専門性をもって、必要とされる学習施設に赴くことだってできる(はず)である。


今月の『図書館雑誌』(日本図書館協会)では、「これからの図書館院制度」についての特集があるので、ぜひご一読いただきたい。なんといっても当館のホープも執筆に参加しているのですから。
by maruyama_takahiro | 2008-05-20 16:52 | これからの図書館
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