先日見た映画「水になった村」大西暢夫監督を見てから、どうも[記録すること]に対して今まで以上に強く感じることがある。
映画では、ダムによって沈むという理由によって消えていく村の暮らしを、ジジババとともに過ごすことで映像として記録していったものを、映画にまとめたものだ。大西監督は本来はスチルカメラマンであり、写真撮影のかたわら(?)撮影していた映像があったことで、今回の映画になったという。 今日、ダムで消える村は少ないだろうが、それでも住民の高齢化によって[限界集落]として地域コミュニティが維持できず、いずれは消滅してしまう地域がこの国にはかなりの数が存在している。コンパクトシティー論からみれば、それもいたしかたないことかもしれないのだが、せめてそこに人々が暮らしていた記憶だけでも後世に残すことができたら...と、考えずにはいられない。 僕が参加しているNPOでは、誰かが記録した[地域資料]をデジタル化することがミッションであるかのように思いがちではあるが、自分たち自身が地域を記録し、後世に伝えていくこともまた、大きな役割ではないだろうか。少なくとも地域コンテンツは、現地に出かけなければ手に入らないと思うのです。緊急性から考えれば、文化財や伝承行事などと同様に、「限界集落の記録」もまた重要なのではないだろうか...と。 【参考】 ・限界集落 Wikipedia ![]() 梶井照陰 / / フォイル スコア選択: ★★ ![]() 大野 晃 / / 農山漁村文化協会 スコア選択: ★★
by maruyama_takahiro
| 2008-05-20 17:16
| DigitalArchives
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