世界的な金融危機/経済災害を受けて、2兆円を超える利益を出していたにもかかわらずこの一年で1500億円の赤字を出したことが、世界的なニュースになった「トヨタ」
怠けていた訳ではない。トヨタほど企業として質の高い商品を生産し、利益を出すためにカイゼンし続けている企業は、そう多くない。それほどの日々是カイゼンに取り組んでいただけに、今年の赤字はある種の衝撃を持って伝えられた。 そのトヨタには、「5つのなぜ」というものがある。 目の前を問題に対して、「それはなぜ?」と問う。そこから出てくる答えに対してもう一度「それはなぜ?」と問う。これで2回目。これを5回ほど繰り返すことで、問題の本質をより深く掘り下げて、本当に取り組むべき課題を明確にすることができる...というものだ。今目の前で起こっている現象に対する解決も緊急性を持って取り組まなければならないが、そこだけでとらえると問題は表面的表層的になりがちである。そこからさらに本質的な課題を見極めてその解決に取り組むことで、根本的な課題/本質的に解決しなければならない問題を明らかにすることで、課題解決に取り組む必要があるように思う。 そこでこれを「地域コンテンツ」に対して「5つのなぜ」で考えてみるとどうなるだろう。少し時間をかけて取り組んでみたい。 僕はいったい何をしたいのだろうか (僕が気になっている《ことの本質》は何なのだろうか) ...と。 ※「地域のコンテンツ」が豊かになる社会、「地域のコンテンツ」が豊かであることを実感できる社会にしたいと思っているのだが、それはなぜなんだろう...今はなんとなく、人の歴史観に触れることと、失敗も成功も地域における出来事を知ることからはじまるんじゃないだろうか...などということを、漠然とですが、感じていたりするのです。....実際に「5つのなぜ」で何が出てくるか、ちょっと楽しみです --- 緊急性をもって目の前に患者さんの治療にあたるお医者さんと、病気や怪我をしないためにどんな生活を送ったら良いかを生活指導したり、ライフスタイルを提言したりする人との違いみたいな気もします。すぐに求められているのはお医者さんなんだけど、でも根本的本質的な課題を明らかにそこに取り組まないと、お医者さんを増やしたところで、問題は解決しない...そんな感じかな。
by maruyama_takahiro
| 2008-12-27 13:22
| ひとりごと...
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