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大雑把に「これはたぶん間違い」と認識する方法

前の記事からの続き...になるかな

国立国会図書館のカレントアウェアネスから

 ・知的財産戦略本部会合(第22回)の配布資料-日本ブランド戦略、第3期知的財産戦略の基本方針を議論

 気になる分野だけに、リンク元にもあたってみました。

知的財産戦略本部会合(第22回) 議事次第
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/dai22/22gijisidai.html 首相官邸
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配布資料をみていると、すぐにわかります。
大雑把にみて正しくないと直感します。というのも、パワポで作られたと思われる配布資料(PDF化されてます)を見てすぐに「内容を理解してもらおうという意志が全く感じられない」とわかります。こういう資料をつくり配布し検討材料とする...というあたりで、もう大きな間違いなんです。こういった資料を提示して、メンバーさんの思考を停止させ、あらかじめ用意した予定調和の中に落とし込む...といった手法であることは明白ですね。

たぶん、パワポでつくった資料の一画面一画面は、厳密には正しいのかもしれませんが、こういう作り方をした時点で、大雑把にみて正しい目的地に到達することは...これまでの経験からいってもまずありません。

なにかこう...根本的なところで、この国は大きな間違いをしたまま...現在に至っているように思ってしまいます。

“それを見た瞬間に、
 理解してもらおうという努力がみえないものは、
 大雑把にみてたぶん間違い”


...です(厳密には正しいのかもしれませんが...)。

参考までに...上記の配布資料では、資料1、資料3をみて「あらあら」と思っていたら、「資料5別冊1」見て「アチャー!やっちまったな」を感じましたね。プレゼンテーション用のソフトであるパワーポイントを使って...ここまで『読ませる』資料にしてしまったら...プレゼンの意味はほとんどありませんし、そもそも「理解してほしい」という意志がまったく感じられませんね(悪意すら感じる...といったら語弊がありますけどね)。
by maruyama_takahiro | 2009-04-18 11:52 | 日々是電網
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