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求む! 図書館資料保障制度

非番がトビトビなので、とくに出掛けるあてもない大型連休。
久々にTSUTAYAさんにて、ビデオを借りてみてます。
今月会員証の更新ということで、510円かかったのですが、その金額の中には[商品補償代]というものが含まれていました。
これによって、レンタルしたCDやDVDを傷つけて視聴ができなくなったとしても、その補償代でまかなえるらしいのです。

実は、当館の視聴覚資料であるDVDが、かなり視聴できなくなっているものが徐々に増えてきてまして、また[同額]で購入し直すのも難しいし、中にはセット販売でしか入手できないものがあったり...と、かなり頭を痛めていたのですが、TSUTAYAさんがそうであるように、図書館においても商品ならぬ図書館資料保障代というのは成立しないんでしょうか。
もちろん、現在の図書館法においては、

(入館料等)
第17条 公立図書館は、入館料その他図書館資料の利用に対するいかなる対価をも徴収してはならない。


とあるので、利用者さんから徴収することはできませんが、資料購入の際に、[図書購入+装備+MARC+保障代]として支払い、図書の破損や汚損、紛失、CDやDVDが視聴不可能になった場合など、それなりの保障をしてくれる制度があると、現場の図書館としては、とっても助かると思うのです。

正直なところ、そうした物損的な保険はいくらでもあったと思いますし、図書館資料のりっぱな行政財産なのですから、そのような保険や保障制度を考えても良さそうなものなのに....と、思うのです。ひとつやふたつの図書館ががんばったところで、保険会社さんとの交渉はなかなか難しいですが、こういう時こそ図書館の業界団体さんに団体交渉(?)でもしていただきたいものです。
by maruyama_takahiro | 2009-05-05 00:43 | これからの図書館
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