長尾国立国会図書館館長の構想「ディジタル時代の図書館と出版社・読者」を受けて、自分なりに考えていることがある。そのなかでイメージしているのがこれ
デジタルコンテンツ流通センター Digital Contents Delivery Center(DCDC) デジタルコンテンツ流通センターが扱えるコンテンツタイプ ・電子出版物(書籍、雑誌、新聞、その他の印刷系コンテンツのデジタル版) ・音声系(音楽、朗読、効果音、その他聴覚系コンテンツのデジタル版) ・映像系(映画、テレビ番組、その他視聴覚系コンテンツのデジタル版) 提供形態 ・オンライン視聴 オンライン無料視聴(無期限/期限つき) オンライン有料視聴(無期限/期限つき) ・ダウンロード視聴 ダウンロード無料視聴(無期限/期限つき) ダウンロード有料視聴(無期限/期限つき) レンタル・コントロール(上手い言葉が無い) 同時に視聴できる数はレンタル用に仕入れたコンテンツ数を越えない制限をシステム上に施す。 また、端末間でのデジタルコンテンツのコピーや移動をしても再生できない処理が施されている。 ※ちなみに、iTunes Music Storeによる提供は[ダウンロード有料視聴無期限]のタイプ、千代田図書館の電子図書貸し出しは、[ダウンロード無料期限つき]のタイプ このようなデジタルコンテンツ流通センター(DCDC)の存在によって、現在のデジタルコンテンツの流通は大幅に改善されると考えている。出版社、放送コンテンツを販売している映像出版社、音楽出版社が参入し、さらに国立国会図書館をはじめとする公立図書館は、このDCDCとなんらかの[協定]を締結して、図書館からのデジタルコンテンツの提供は無料、DCDCを使う利用者はDCDCに対して、デジタルコンテンツのデリバリーにかかる料金を支払う。またコンテンツの中には[スポンサー]をつけることで、デリバリーにかかる料金を利用者が負担せずスポンサーが負担する場合も想定される。 すなわち、このデジタルコンテンツ流通センターができることで、日本におけるデジタルコンテンツの流通と知的生産活動のマーケットが飛躍的に向上することになる…などということを考えているのです。 ※たぶん、こんな僕が考えていることなので、すでにもっと頭の良い人が相応の資本を投入して、数年後にはDCDCのようなサービスが、どこぞの会社から提供されるものと考えている。さぁ、お楽しみはこれからなのだよ。
by maruyama_takahiro
| 2009-08-23 13:05
| これからの図書館
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