本のススメ方には、何種類かあるが、あえて分類するとこんな風になるのではないだろうか。
大きく別けると、1冊単位は複数単位か 【1冊をススメる】 ・自分が読んで面白かったからススメる ・時代的に話題だからススメる ・相手の希望に対してススメる ・処方箋としてススメる。 本をススメる要素が、[私]か[あなた]か[時代(社会ネタ)]かとい視点もある。 【複数冊をススメる】 ・◯◯コーナー(関連書籍の中からどうぞ)書店や図書館などによくある ・ブックカフェなどオーナーの好みの本棚でススメる ・ブックリストなどで、ある意図で編集された本の構成でススメる などがある…そんな風に思う。 中でもちょっとばかり気になるのはこれ。 ・丸善×松岡正剛=松丸本舗 本のススメかたに、こうした[付加価値づけ]が、これからたくさんでてくるんじゃないか…などと思っている。たぶん松岡正剛さんは、すでに千夜千冊において、意図しているかどうかは別だが、[本]という素材をつかった料理のレシピブックを作っておられる。僕はそう見ている。千夜千冊が、毎話一冊だけを紹介するのでは、そう思うことはなかっただろうが、実際には一つの話の中に、主題とする本と、お話しを構成する場面場面で他の本もあわせて紹介されている。そのあたりが、レシピブック。 ただし、松岡正剛さんがご用意された[主題]が、僕の求めるものであるかどうか…は、別。 そこで、これからの書店や図書館などは、棚に並んでいる[本]を、スーパーマーケットの陳列棚に見立てて、「今夜の鍋はこのセットで決まり!」とか、お酒とつまみの組み合わせで「おひとりさま晩酌セット」とか、そうした『セット販売的』な、『料理の素材をセットにしたような』本のススメ方があるんじゃないか…なんてことを考えている。 ビジネス支援図書を考えるとしたら、 「会社の経営に行き詰まった社長さんが次の一手を考えるために必要な情報を提供する本のセット」 「大学進学以外に高等教育を受けながら大人になるために必要な情報を提供する本のセット」 とか。 [本]を野菜やお肉やお魚などの[食材]として、どんな料理をつくるのか、そんなレシピブック。[食材]に対して[知材](財ではない)を使った「知の料理ブック」 そんなものが登場してくるんじゃないかな〜なんて、思ったりする。
by maruyama_takahiro
| 2009-11-01 10:46
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